【比較】自動車各社の決算を「3つの数字」でつかむ

2020/5/27

自動車業界の100年に1度の変革期に、パンデミックが直撃しようとしている。

国内自動車各社は5月12日のトヨタ自動車を皮切りに、2020年3月期の決算を発表した。

3月末までの決算でも、新型コロナの影響が出始めている企業もある。

さらに今期は、世界的なロックダウン、自粛の影響をダイレクトに受けるため、業績はより悪化するはずだ。

その中で、最も影響を受けるのはどこか。あるいは、より高い収益を上げられる「筋肉質」な企業は。

トヨタ、ホンダ、スバル、マツダ、スズキ各社の決算資料や各国マーケットの最新データからアップデートしていこう。

INDEX
☑「スバル以外」は減収減益
☑スバルは7割以上を米国で販売
☑最も「筋肉質」なのはトヨタ

「スバル以外」は減収減益

まずは20年3月期の業績から見ていこう。

コメント

注目のコメント

• キアラシ ダナ

  NewsPicks 記者

  ・2020年05月27日

  日産以外の自動車各社の2019年度決算が出揃いました。
  3月末で締めているためコロナの影響は直撃したわけではありませんが、結果的には厳しい1年となりました。
  
  この記事では各社の①売上＆営業利益②販売地域③営業利益率の3つのポイントで各社決算をまとめています。
• 佐藤 元則

  NCB Lab. 代表

  ・2020年05月27日

  COVID-19で世界中の消費者の貯蓄志向は高まっています。この3月、フランスの月間貯蓄高は通常月の5.3倍に。イタリアは4.9倍、スペインは4.4倍になっています。当面は車の買い控えが起きるでしょう。
• 田中 信乃介

  株式会社デンソー

  ・2020年05月27日

  既に2-3年前から新車の販売台数は頭打ちであり、微減にCOVIDが拍車をかけた形です。
  (https://www.fourin.jp/report/STATISTICS_NENKAN_2019.html)
  
  パイが増える公算が低いとすれば、
  継続的に価値を提供し続けるしかありません。
  
  自動運転とシェアリングの掛け算だった既定路線をどう変えるか？
  人の移動を減らして効率化が進む中、わざわざ車で移動するニーズを考えると、
  空間の快適性は一つの切り口だと感じています。