【論文PICKS】未来のクスリは、体内で作ることになる

2020/5/27
人間のカラダを、薬を作る「製薬工場」にしてしまう。
いきなり聞くと、突拍子もないアイデアに思えますが、いまこうした治療薬の開発が猛スピードで行われています。
ポイントになるのが、mRNA(メッセンジャーリボ核酸)。これは私たちをデザインする、遺伝情報という「設計図」のコピーを運んでいる物質です。
実はこの設計図は、研究者が自由に合成することができます。
あんな物質も作って欲しい、こんな物質も作って欲しい。そのようにmRNAを合成して、人間のカラダに注入して、病気と戦うためのツールにできる。
いま新型コロナウイルスのワクチンも、このmRNAを使ったアプローチが注目を集めています。
今回のPaperPicksのナビゲーターは、mRNA医薬を専門に研究している、東京医科歯科大学の位髙啓史教授です。