[26日 ロイター] - 新型コロナウイルス感染拡大で収益が大幅に悪化している仏自動車大手ルノー<RENA.PA>と日産自動車<7201.T>が、両社間の確執の原因となっていた経営統合構想をいったん棚上げし、それぞれの独立性を維持したまま、世界市場での協力推進に動き出したことが分かった。三菱自動車<7211.T>を加え、3社間で技術や製品の開発、販売からコスト分担まで広範囲の提携体制を再構築する。事情を知る5人の関係者が明らかにした。

新しい提携プランはルノーのスナール会長と日産のグプタ最高執行責任者(COO)が主導して検討している。日産とルノーの3カ年経営計画に先立ち、両社は今月27日に新提携プランの方針を公表する予定だ。