[シドニー 24日 ロイター] - オーストラリアのプライベートエクイティ(PE)、ベインキャピタルは24日、4月に経営破綻した豪航空大手ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスに対して2度目の買収提案を行う準備を進めていると発表した。

ヴァージン・オーストラリアの管財人のデロイトは、15日まで受け付けた法的拘束力のない提案を精査して絞り込み、6月12日までに数社に買収提案を提出させる方針。

関係筋がロイターに明らかにしたところによると、デロイトは、買い手候補をベインキャピタルを含めた数社に絞り込んでいる。他の候補は、米投資家連合インディゴ・パートナーズ、豪PEのBGHキャピタル、および、米投資顧問会社のサイプラス・キャピタル・パートナーズという。

ベインキャピタルの幹部は、航空業界がすぐに通常の状態に戻るとは考えていないとしたうえで、潤沢な資金でヴァージン・オーストラリアを支援する用意があると表明。買い手候補の中で最も資本基盤が強固で、同社を再建させるのに最も適していると説明した。

ヴァージン・オーストラリアは先月、日本の民事再生法の適用申請に相当する任意管理手続きに入ったと発表し、事実上、経営破綻した。

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