[北京 23日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手のテスラ<TSLA.O>は、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)搭載のセダン「モデル3」の生産に向け、中国政府の承認を求めている。中国工業情報化省のウェブサイトに掲載された書類で明らかになった。

ロイターは2月、テスラが中国工場で生産するEVに寧徳時代新能源科技(CATL)<300750.SZ>製LFP電池を搭載する協議が進展していると報じていた。LFP電池は、EV用電池に必須の最も高価な鉱物の1つであるコバルトを含まない。

書類は電池メーカーを明らかにしていない。ロイターの取材に対するテスラのコメントは得られていない。

テスラは現在、上海工場でパナソニックと韓国のLGケム製の電池を使用してモデル3を生産している。CATLはテスラへの供給を7月に開始するとしている。