吉村府知事の「ゼロリスクはない」発言が、今後の日本社会において極めて重要な理由
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「ゼロリスクはない」…言い換えるとどの程度のリスクを許容するのか?
例えば、自動車による交通事故で日本では年間3215人もの方の命が失われているものの、私たちは自動車の利便性や経済性を考慮してそのリスクを受け入れている訳です。
一方で、自動車の普及に合わせて、道路の幅等の設計は見直され、免許制度や交通ルールができ、そして自動車自体の安全性も向上した事で、リスクを最小化する為の技術革新や社会制度設計と生活者の意識変容が徐々になされてきたのだと思います。
あらゆる店舗や企業で「新しい生活様式」に基づいたオペレーションを検討、実施していますが、いずれも有事における窮場しのぎ的な対応であり、そのオペレーションによる売上や生産性の低下、コストの増加は一旦度外視されています。
緊急事態宣言が明けるのを見越して、これからはリスクと利便性、経済性のバランスを見極めて、各々の業種業態において1日も早く「新しい運営形態」での心理的、経済的なブレークイーブンに達せられるよう知恵を絞り、形式知を積み上げていきたいですね。生きているかぎり、交通事故、急病など、リスクって色々ある。今回は、予防できる側面もあるので、予防してリスクを抑えつつ、行動していくのが大切ですね。