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経営悪化は、感染者を受け入れていない病院にも見られている比較的ユニバーサルな現象ですが、感染者を受け入れてきた病院では、固有の経営悪化の構造があります。

まず、いくつかの病棟を感染者の隔離病棟として確保し、院内感染を防ぐため、他の入院患者さんを減らさなければなりません。外来PCR検査も含めて、より多くのスタッフの動員を必要とするため、マンパワーの意味でも他の稼働を制限しなければなりません。

また、例えばCTの装置は感染者のために使用すれば、一回の使用だけでたちまち清掃作業に追われます。この清掃作業も多くの場合、医療従事者が一回一回手作業で行っています。

加えて、一度院内感染が生じると、感染者のみならずその濃厚接触者となった患者、スタッフが一斉に隔離となり、感染制御のため、病院機能を停止せざるを得ない状況に陥ることもあります。

これらの理由から生じた負債のせめてもの補填となりえますが、現状は患者数も減り、当座の補填にも十分有効とは考えにくいです。

また、これらの診療報酬は施設としての赤字の補填に使われるのみで、ほとんどの場合スタッフの労働の対価にならないことは、現場としてやるせない部分でもあります。