ウイルスの底知れぬ怖さ 驚異の生存戦略に迫れ
日本経済新聞
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人間は目に見えないものに弱い。カンブリア紀に生命は目を獲得して一気に繁栄軌道を拡大・加速してきた。現代社会でも「可視化」がコミュニケーションの必要なプロセスになっている。
今回のコロナ感染の世界的な拡大は、正に目に見えないウィルスによるもの。正に死角。
気づいてみると、人間は大きいもの畏敬なり憧れなりの念を抱き、知らず知らずのうちに追求してきたのではないか?摩天楼溢れる大都会もそうだし、歴史上の大帝国などにも浪漫を感じる人も多いだろう。飛行機、大型客船、戦艦等々、様々なイメージが浮かぶ。
しかし、今直面しているのは肉眼では見えない小さなウィルス。見えないから恐怖感が増す。この恐怖はウィルスの進化そして人間の自然破壊が続く限り続いていくと思われる。イタチごっこであり、自業自得的な面もある。
ミクロの戦争をどう終わらせるのか?大きいものを追いかける時代から小さいものとの間に決着を付けないと行けない時代へ。ミクロの決死圏だ。