【いまエネルギー・環境を問う 竹内純子の一筆両断】コロナ・ショックは、脱ゆでガエルのラストチャンス
産経ニュース
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5月18日に掲載になった原稿です。
コロナ・ショックは、日本の脱ゆでガエルのラストチャンスだと、わりと本気で思っています。
21世紀、令和の時代に、給付金のオンライン申請を打ち出しして目視で内容確認とか、ファックスで空き病床数の報告をとりまとめるとか、もう涙ぐましい状態が生じていることは、我々自身の制度設計の誤りでもあり。
これを機に、デジタル化を進め、社会の生産性を高めたいですね。記事に賛同します。そして、これは日本に限ったことではなく、各国の社会・経済で先送りにされていた課題が、今回のコロナ・ショックで浮き彫りになったように思います。
例えば、アメリカでは医療へのアクセスができない人が多いため、感染拡大に歯止めがかからない状態が続きました。
都市国家のシンガポールでは、都市部の感染は封じ込めたものの、劣悪な住環境の移民動労者を中心に感染が再拡大しました。
日本では、職場や政府のデジタル化が遅れ、家事や育児のサポートが少ないという問題が改めて認識されています。
コロナ・ショックの苦しみの中で、こうした課題の解決に向けて、大きく前進できればと思います。茹でガエル化する日本、なんて言われていたのも15年ほど前からでしたよね。今はすっかり火が通ってしまったんじゃないかと思うことも。私も行動力がないからすっかり火の通ったカエルとなっています。