[東京 22日 ロイター] - 麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁は22日夜、都内で会談した。会談後発表された共同談話では、企業金融の円滑化と市場の安定維持に向けてあらゆる手段を講じると表明。新型コロナウイルス感染症の終息後、再び日本経済を確かな成長軌道に回復させていくために一体となって取り組むとした。

会談後の記者会見で、麻生財務相は会談は麻生氏から提案したと述べた。国際会議後の共同会見を除けば、財務相と日銀総裁がそろって会見するのは異例。

麻生財務相は「中銀と政府が同じ方向を向いているのはすごく大事なことだ」と指摘。「政府・日銀が一丸となってやっていることを世界に伝えることは国益に沿う」と強調した。今後も、情勢次第で再び会談するとした。

日銀は22日に開いた臨時の金融政策決定会合で、緊急経済対策に盛り込まれた民間金融機関による無利子・無担保融資などを活発化させることを狙って新たな資金供給手段を決定した。

黒田総裁は「日本の感染症が終息しても、世界各国で残っていれば(経済が)V字型回復にならない可能性もある」と指摘。新型コロナの影響次第では、躊躇なく追加緩和を講じると改めて語った。

(和田崇彦)