Googleが「もう石油・ガス会社のためにはAIを提供しない」と宣言
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うーん・・・これは私はちょっと怖いなと思いました。
Googleは一民間企業ではありますが、圧倒的な量のデータを握り、プラットフォーマーになっているわけですよね。
気候変動という「正義」に反する事業に対してサービスを提供しないというのは、企業の行動として正しいように思えるのですが、正義を定義するのがあなたですか?というところに怖さを感じるのは、私だけでしょうか。
そして、Googleが「「石油・ガス産業が化石燃料の掘削を効率化するために提供してきた人工知能(AI)や機械学習(ML)の構築は今後行わない」ことで、CO2が減るなら良いのですが、本当にそうなるのかというのも気になります。非効率な生産に戻るくらいなら、効率的にやったほうが良いわけで。
世の中はもうこちらの方(=気候変動の取り組みを加速させるという価値観)に回り始めていて、「その価値観だけで考えると、別のリスクも生じるかもよ」というよりは、「私はこっちにいくぜー!!」なり「みんなついてこいよー!!」と、その価値観を突き詰める方向に行く方が受けるというのはわかっているのですが、「そこにバランスはあるんか?」というのが気になってしまいます。
Googleがどれほどこの業界でAIやMLのシェアを持っていたかも存じ上げないので、考え過ぎかもしれませんが、皆さんはいかがでしょうか。Google自身の成長のために石油、ガス業界は必要ない、と切り捨てただけ。売上の貢献度が低いのもあるが、企業ブランドとして従業員や国民の支持が必要です。
徹頭徹尾ユーザーファーストな姿勢でしょう。売名行為もある意味ユーザーファーストであって「売上」ファーストではない
"『2019年における石油・ガス業界からの収益はGoogle Cloudの総収益の1%未満でした』"昨年の気候変動への関心の高まりを踏まえて、石油・ガス会社への社会的な批判が高まっていました。そして、スウェーデンの高校生らが始めた活動「Global Climate Strike」に呼応するように、AmazonやMicrosoft、そしてGoogleなどの従業員らは、気候変動について自社の取り組みを批判するストライキを行いました。
その結果かどうか不明ですが、Microsoftの経営層は二酸化炭素の削減・除去技術を以って、自社の1975年の創業以来排出した二酸化炭素量に相当するマイナス排出を実現させると1月に発表しました。Googleのこの取り組みも、従業員の強い要求があったことがその理由のひとつなのではと想像します。
TCFD提言に対応し、気候変動に関するリスクを回避する要求が投資会社にも広がってきているので、この流れは他の会社にも加速するかと思います。
そんな環境でエネルギー会社が石油・ガスからの脱却を図るのか、掘削を続けるのか、私たちが石油・ガスに頼る生活から脱却することも一つのドライビングフォースになるでしょう。