[20日 ロイター] - 米オンライン旅行代理店のエクスペディア・グループ<EXPE.O>は20日、キャンセル率が安定し、5月は需要が回復していると明らかにした。

この日発表した第1・四半期決算は予想以上の赤字だったが、明るい見通しを受けて株価は上昇した。

同社は、新型コロナで外出自粛を強いられた人々が夏の休暇を検討し始める中、バケーションレンタル事業Vrboに期待できると説明した。

第1・四半期の総予約高は39.2%減の178億9000万ドル。

同社帰属の純損失は13億ドル、1株当たり9.24ドル。前年同期の1億0300万ドル、同0.69ドルから大幅に赤字が拡大した。

特別項目を除いた1株損益は1.83ドルの赤字で、リフィニティブIBESのまとめたアナリスト予想平均(1.23ドルの赤字)よりも大幅な赤字だった。

売上高は15.3%減の22億1000万ドル。

同社はまた、アポロ・グローバル・マネジメント<APO.N>とシルバーレイクからの優先出資12億ドルを含む、39億5000万ドルの資金を確保したと明らかにした。