中国バイトダンス、未公開株取引で企業価値1000億ドル超-関係者
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やや象徴的だと思う。
COVID現況下の一部において資産インフレが起きつつある。各国がGDP15%前後のカネを市中にばら撒いている。その前から過剰流動性の極みであった。投資会社のドライパウダーもうなっていた。
その中で中国は経済リオープン競争の先頭を走っている。そんなことを象徴するように思う。
ただし銘柄として個別論では危うさも十分含む。
第一に米中関係、米国でバンされたら収益的にはかなり響く。その可能性は小さくないだろう。実際過去にインドでもインドネシアでも複数国で一時的にはバンされた経緯がある。
第二に、ユーザ数の増加と収益の増加が時に相関しない。事実ロックダウン初期はユーザの利用増、広告収入激減、がメディア各社共通の状態であった。いち早くリカバーしたのがGoogleとFacebook。オンラインコンバージョン系の売上を一手に集めているからだ。この2社が従来オンライン広告市場を寡占している理由。2社以外はバイトダンスも含めてコンバージョン系はそこまで多くない。ブランディング広告はCOVID耐性が弱い。同社は未上場にて内訳はわからないがその点、各国リオープン後のリバウンド、再ロックダウ等がある場合には要注意だろう。私は中国で展開されている抖音(Tiktok)や今日头条しか詳しくありませんが、ユーザビリティだけでなく、広告メニューも含めてかなりイノベーティブだと思います。
ユーザーが望むフォーマットや精度高くターゲティングされるコンテンツだけでなく、ECとのシームレスな連携など、言葉では言い表せないユーザビリティ。ユーザーカバレッジも日本のTiktokのように10代20代女性に偏っているわけではなく、かなり広域にDAUを抱えています。
企業からしてもトライしやすい広告メニューが多岐にわたり、メディア業界で革新的な成長を遂げる理由が肌感でもわかります。
中国はアリババやテンセントを中心に、
1.ECやメディアなどのデジタルエコシステム
2.決済を基盤としたアフターデジタルなOMOエコシステム
を経て、3.BtoBエコシステムの寡占バトルが始まっていますが、バイトダンス社がグローバル展開を始め、どのような戦略で勝ち抜きに行くのか、今後も目が離せません。バイトダンス(Tiktok)の強さは中国だけじゃなくインドでもかなりのユーザーを抱えていること。日本でも伸びてますが、インドや東南アジアでも急成長してます。中国IT企業でここまで他国化展開がうまくいってる会社はなかなかないのでしょうか。