新型コロナでひきこもりは、今
NHKニュース
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「ひきこもりって、コロナとなった今は勝ち組じゃない?」
そんな声を聞くこともあったので、この記事を書きました。
新型コロナの影響で、ひきこもる人たちはどんな思いでいるのでしょうか。聞いてみると、「親がずっと家にいてつらい」「脱する機会を失った」という声も。
一方で、「ひきこもりの生活を、多くの人が疑似体験してもらうことで、自分たちのことを理解してくれる人が増えるかも」
「親もコロナで家にいるようになって、『何もしていないと思っていたけれど、ひきこもるってこんなにもエネルギーがいることなんだね』と親に言われた」
という声もあるそうです。
みんなが“ひきこもる”ようになったということは、実は、社会との“壁”を取り払う大きなチャンスでもあると思います。これまで、ひきこもりや社会的な孤立ということに興味のなかった人でも、それに目を向けて、その気持ちを考えてみる機会ができるということでもあるからです。
そうした意味で、記事でも紹介した現代美術家の渡辺篤さんの取り組みは素晴らしいと思いました。これまで、つながることがなかった人同士が今だからつながれるかもしれません。今後の展開にも注目したいです。
渡辺さんはこれまでにもひきこもりなどをテーマにしたプロジェクトを手がけています。過去、取材させていただいた時の記事はこちらから↓
https://www3.nhk.or.jp/news/special/hikikomori/articles/survival_11.html
https://www3.nhk.or.jp/news/special/hikikomori/articles/survival_13.html