〜自分で自分が分からない〜【グリーンデイ和訳】Basket Case【トド版】

今回は、リクエストに応じてGreen DayのBasket Caseを翻訳するでー。比較的わかりやすい歌詞やってん。あんまり解釈の余地はないから、言い回し的なところをちょちょい解説していくわー。

みんなも、「これ解説してやー」みたいななのがあれば、是非、リクエストしてやー。応えられへんときもあるんやけどwwww

さて、さっそく行ってみよか―。あ、せやせや。例によって翻訳した歌詞自体は一番最後にまとめとるから、そこだけ見たいせっかちなモマエは、ページ思いっきりスクロールしてや―。


曲の魂

作詞したビリー・ジョー・アームストロングは、「Basket Case/バスケット・ケース」は不安(症)との闘いについての曲やってゆうてはる。

曲名の「Basket Case」は、ニュアンス的には「まな板の上の鯉」ちゅうか、もう自分ではどうにもならへんちゅうような意味合いやねん。

この曲を書いた数年後にパニック障害って診断されるんやけど、まさにこの曲を書いとるときには、多分パニック障害が発症しとるにも関わらず、自分に何が起きてるのか全く分かってへんかったちゅう状態やったらしい。

パニック障害 -Wikipedia
定型的なパニック障害は、突然生じるパニック発作によって始まる。本能的な危険を察知する扁桃体が活動しすぎて、必要もないのに戦闘体制に入り、呼吸や心拍数を増やしてしまう[6]。続いてその発作が再発するのではないかと恐れる「予期不安」と、それに伴う症状の慢性化が生じる。さらに長期化するにつれて、症状が生じた時に逃れられない場面を回避して、生活範囲を限定する「広場恐怖症」が生じてくる。

当時、「自分に何が起こっているのかを知る唯一の方法は、それについて曲を書くことだった」んやって。アーティストやなー。

そして、もう一つこの曲について「世界に対して、『世の中、そんな白黒って割り切れる/決めつけられると思っとったら大間違いやで』ってゆうとる曲や」ちゅうのもあった。

ちな、ソースはWikiやでwww

ちゅうわけで、ビリー本人がゆうてるように「不安との闘い」「世の中、そんな白黒って割り切れる/決めつけられると思っとったら大間違い」ちゅう思いこそが、この曲の魂やね。

その1

Do you have the time to listen to me while
ちょっと聞いてくれないか?
About nothing and everything all at once
洗いざらい全部を  
I am one of those
俺は、
Melodramatic fools
芝居じみたアホどもの一人なのさ
Neurotic to the bone
骨の髄までイカれてる
No doubt about it
間違いないよ

Sometimes I give myself the creeps
時々ゾッとさせられるんだ俺自身に
Sometimes my mind plays tricks on me
俺の脳に騙されることだってある  
It all keeps adding up
そんなのが全部積み重なり続けて
I think I'm cracking up
今、俺はバラバラに崩れかけてる
Am I just paranoid? Or am I just stoned
俺は被害妄想に囚われてるだけ?それとも、酔ってるだけなのか?

のっけから、重いなー。

to the bone: 骨の髄まで
give XXX the creeps: 気味悪がらせる

くらいやなー。ここでの訳のポイントは。ちな、”(the) creep”ゆうとな、「キモいやつ」って意味やねん。もちろん、悪い意味でwww

be stoned: 酔っぱらってる

も覚えておくとええ表現かな。直訳すれば「石になってる」やけど、「酔ってる」ゆう意味やねん。酔っぱらいすぎて、頭も身体が動かない、動かせないみたいなニュアンスや。

その2 

I went to a shrink To analyze my dreams
精神科医に夢分析をしてもらったんだ
She says it's lack of sex that's bringing me down
セックスが足りてないからだって言われたよ  
I went to a whore
そんなのとっくに試してる  
He said my life's a bore
そんで男娼に「つまらねえ奴だ」って言われちまった 
So quit my whining cause it's bringing her down
俺は、その女医が期待してるようなキャラじゃないんだよ

Sometimes I give myself the creeps
時々ゾッとさせられるんだ俺自身に
Sometimes my mind plays tricks on me
俺の脳に騙されることだってある  
It all keeps adding up
そんなのが全部積み重なり続けて
I think I'm cracking up
今、俺はバラバラに崩れかけてる
Am I just paranoid? A ya-ya-ya
俺は被害妄想に囚われてるだけ?

この訳でむつかしいのは、最初に出てくるSheとHeやねんな。

まず、単語押さえておこうか。

Shrink:精神科医(俗語)
whore:売春婦

で、Sheは精神科医、Heは男娼やねん。ここカッチリ押さえておかんと、歌詞の情景がよく分からなくなってまうな。

ビリーは、女性の精神科医のところに行ったら
「セックス足りてないんちゃう?」
って言われた
でも、すでに自分で風俗試しとんねん。しかも、男娼そしたらその男娼から
「モマエはつまらんなー」
ってゆわれてもうた。

直訳したら「お前の人生は退屈だ」ゆうことなんやけど、要するに「お前のセックスはつまらん」てゆわれたってことやちゅう解釈やねん。

多分、むっちゃ性的に淡泊ちゅうか、パンクロッカーとしてのイメージとはちゃうくて、性的に保守的ゆうか控えめなんやないか。

「ワイ、そんなセックス飢えてるんちゃいますわー」

ってところやねんな。セックス依存症とかやなくて、パニック障害やった訳やし。とんだヤブ精神科医や。実際に存在しとるとしたらww

実際、ビリー・ジョー・アームストロングは、自身をバイセクシャルかもゆうてはって、かつセックスは保守的ゆうてはるんや。ソースは例によってWikiやねんけどwww
https://en.wikipedia.org/wiki/Billie_Joe_Armstrong

しやから、この精神科医に対しては
「がっかりや、もうええわ」
ってなってもうた。ゆうことやねんな。

So quit my whining cause it's bringing her down

を直訳すると、「だから愚痴るのやめたんだ。彼女(女医)をがっかりさせてまうから」って感じやねん。

その3

Grasping to control
必死に自分を保ってる  
So I better hold on
このままでいるしかないよな

Sometimes I give myself the creeps
時々ゾッとさせられるんだ俺自身に
Sometimes my mind plays tricks on me
俺の脳に騙されることだってある  
It all keeps adding up
そんなのが全部積み重なり続けて
I think I'm cracking up
今、俺はバラバラに崩れかけてる
Am I just paranoid? Or am I just stoned
俺は被害妄想に囚われてるだけ?それとも、酔ってるだけなのか?

ここは、もうあまり解説するところなさそうやな。

さっくっと、翻訳まとめるで!ここまでよんでくれはって、おおきに!

ちょっと聞いてくれないか?
洗いざらい全部を  
俺は、
芝居じみたアホどもの一人なのさ
骨の髄までイカれてる 
間違いないよ

時々ゾッとさせられるんだ俺自身に
俺の脳に騙されることだってある  
そんなのが全部積み重なり続けて
今、俺はバラバラに崩れかけてる
俺は被害妄想に囚われてるだけ?それとも、酔ってるだけなのか?

精神科医に夢分析をしてもらったんだ
セックスが足りてないからだって言われたよ  
もうすでに男娼買いに行ってたんだ  
そこで「つまらねえ奴だ」って言われちまった 
俺は、その女医が期待してるようなキャラじゃないんだよ

時々ゾッとさせられるんだ俺自身に
俺の脳に騙されることだってある  
そんなのが全部積み重なり続けて
今、俺はバラバラに崩れかけてる
俺は被害妄想に囚われてるだけ?

必死に自分を保ってる  
このままでいるしかないよな

時々ゾッとさせられるんだ俺自身に
俺の脳に騙されることだってある  
そんなのが全部積み重なり続けて
今、俺はバラバラに崩れかけてる
俺は被害妄想に囚われてるだけ?それとも、酔ってるだけなのか?

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