3人に1人がWEB会議の生産性低下を懸念。気疲れも

WEB会議を実施したことのある会社員を対象に『WEB会議における意識調査』としてリモートワークやWEB会議などの働き方の変更をどう感じているのかを株式会社Lightblue Technologyが独自調査し、その結果を発表しました。

調査結果のサマリ

・「実際に対面式の会議をするより、WEB会議の方が気をつかいますか」という質問に53%がそう思うと回答
実際に対面式の会議をするより、WEB会議の方が疲れますかという質問に55%がそう思うと回答
・「WEB会議の方が対面式の会議より聞き返すのを気まずく感じますか」という質問54.5%がそう思うと回答
・WEB会議になって、対面式の会議より生産性が落ちたと思う方は37.5%

では、それぞれ細かく見て行きましょう。

WEB会議で気をつかう人は5割

実際働かれている方がどう感じているかというと
53.0%の人が対面式の会議よりWEB会議の方が気をつかうと回答しています。

気をつかう理由としては、
『相手の反応が分かりにくい(58.2%)』
『音声や映像などが途切れないか、ネットワーク環境設定に気をつかう(23.4%)』
つまり、相手の反応が見えないため普段以上に集中力を使っていることが伺えます。

WEB会議で疲れる人は5割

続いての質問では、55%の人が実際に対面式の会議をするより、Web会議の方が疲れると回答しています。

具体的な疲れる理由については、
『Web会議だと発言しにくい(43.2%)』
『事前に社内でのすり合わせ、相談がしにくい(25.4%)』
子育て中の家庭では『子供たちや周りの声がうるさく聞き取りにくい、周りに気が散り集中できない』という回答がありました。

WEB会議で気まずさを感じる人は5割

さらに続く質問では、54.5%の人がWEB会議の方が対面式の会議より聞き返すのを気まずく感じると回答しています。

無駄なWEB会議に参加している人は4割

次に、WEB会議では無駄な会議が減っているのかを伺いました。
情報共有などのための会議で、自分が全く発言することはないWEB会議に『いつも参加している』、または『時々参加している』と回答した方の割合は46.5%で、WEB会議中、会議の内容と関係のない業務などを『いつもしている』、または『時々したことがある』と回答した方の割合は29.5%でした。

つまり、4割近くの方が、自分が全く発言しないWEB会議に参加することが多いと回答しており、 3割近くの方がWEB会議中別の業務をしながら、会議に参加しているという実態がわかりました。この結果から、WEB会議でも無駄な会議は減っていないということが分かります。

WEB会議で生産性低下を感じた人は3割

ではWEB会議で生産性はどのようになったでしょうか。
37.5%の人がWEB会議で対面式の会議より生産性が落ちたと回答しています。

まとめ

今回の調査では、新型コロナウイルス感染拡大により今までとは違う働き方への変更を余儀なくされ、今までと違った労働環境の変化に疲労感を感じたり、気疲れを感じている方も多くいることがわかります。

 また、WEB会議で聞き逃したら、対面式の会議の会議よりも聞き返すのを気まずく感じるというWEB会議特有の悩みを感じている方も多くいる実態も明らかになりました。

 一方で、このような働き方の変化に対応し、Webツールを使用するなど工夫をすることで、生産性の低下を防いでいる方もいることがわかりました。慣れない環境でも、少し工夫することで、疲労感を軽減して効率よく業務を行うことができるのではないでしょうか。

参照:株式会社Lightblue Technologyプレスリリース(PRTIMES)