この連載について
信用調査のプロである帝国データバンクの記者たちが、NewsPicksだけでお送りするオリジナル連載「こうして企業は倒産する」をリニューアルしてアップデート。話題の倒産を追う「倒産ルポ」、マクロの倒産動向の解説、最新の産業トレンド、独自の特別企画レポートなどを毎週木曜日にお届けします。
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アパレル大手で、レナウンがダーバンを再統合。主力販路は百貨店向け。2013年に中国繊維会社の如意グループ傘下で経営再建中。
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https://newspicks.com/news/4907666?ref=user_155240
この記事は、レナウンの異様なファイナンスを「違和感」と表現しているのですが、そこにフォーカスするのであれば、ちょっと食い足りない印象です。興味深いのは、
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レナウンは民事再生法をみずから申し立てたのではなく、「連結子会社に申し立てられた」ためだ。筆者はこれまで20年以上倒産取材に携わってきたが、このようなケースは記憶に無い。
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というところですね。記事でも「親(レナウン)が子に金を貸すのではなく、子が親に金を貸していることからも、グループの金の流れはいびつになっていたようだ」と書かれています。
ただ、なぜそんなことになってしまったのか。こうしたファイナンスを行っている企業はほかにもあるのか。中国企業ではよくある手口なのか。そのあたりを知りたいところです。読者の立場だと無責任になりますが、私も調べてみたいと思います。
※連結売上高の表、単位と通貨が抜けています。修正してもらえれば。
買収などにより大株主や経営者が変わった場合、なぜその株主はその企業を買収したのか、をよく見て考えなければならないなと思う一件です。
コロナでの売上不振がとどめの一撃になったところからすると、レナウン自体の経営努力も必要だったとは思いますが、株主に良いように使われたのは大きな問題だったのではないでしょうか。外部株主が気付けなかったのが痛いところ。
銀行は気付いていたからなのかわからないですが、長期融資を行なっていなかった模様。もし内情を得ていて避けたのだとしたら英断だったと思います。
役員が頻繁に入れ替わっていたりする企業は注意して見ようと思います。
正直なところ、まだあったのか!?という印象です。
世界のグローバルアパレルメーカーを見渡すと、インディテックスにしてもH&Mにしても例外なく経営陣は多様性に富んでいます。ユニクロのファーストリテイリングは珍しく男子校ですが(笑)
オジサンだけの経営陣で変化の凄まじいアパレル業界を生き残っていくのはあまりにも無理があるかと思います。