ディズニーの動画配信事業トップ、TikTokのCEOに
コメント
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1事業のトップが、1組織のトップにも向いているという発想が、私にはいまいちピンとこない。(どちらかと言うと、1組織のトップが、1事業のトップにも向いていることが多いのかな…)
極端に言うと、「農協のトップが、優れた農家さんの1人だった時、その人は農協という組織経営にも向いているんだっけ?」みたいな気持ちになる🤔
とはいえ、ディズニープラスにもtiktokにも、stay homeな毎日に楽しさを与えてもらっているのは間違いないから、頑張って欲しいなあ。
注目のコメント
コメントしている方で認識を間違えている方が多いですが、前身となったmusical.lyは登記上は米国企業ですが、中国にオフィスがあり、ファウンダーも生粋の中国人の会社ですよ。
実はこのモデルは結構いろんな領域に成功例があります。
Tiktokの海外事業のためにこのタイプのCEOを迎えるのは非常に自然ですが、本社のCOOを兼任するのは思い切りましたね。
バイトダンスのイメージを想像しても実際の経営でワークするイメージが湧きませんが、逆にうまくいけば中国企業の一つの型になるので、非常に楽しみ。注視していきたい。色々興味深い。Disney +の立ち上げに成功したが、次期CEOに任命されず、TikTokにCEOとして行く、と。経営者プールの市場が競争的であると感じる一方で、記事にもあるようにTikTok / Bytedanceに中国企業として一定の警戒感があるなかでキャリアとして中国企業に行くというのはハイリスクだと思う。そのハイリスクを取るだけの魅力があったという点がポイント。ハイリターンはもちろん現時点では保証されていない、上手くいけば先駆者だし、上手くいかなければ色々言う方が出てくる。それでもこういう選択をする方が出てきたというのがポイント。
これは色々象徴しかつ示唆深い。
最も重要な前提は、Tiktokは中国発のサービスで世界中で使われているという、飲食店チェーン等を除いてほぼ他に例がない極めてレアなサービス産業企業であるという点。
そしてそのルーツは周知の通り米国スタートアップMusica.lyの買収によるという事でアメリカと色々近い。
対して、ディズニーは誰の目にもアメリカが世界に誇るソフトパワーの代名詞のような企業である。そのソフトパワーがあるからこそアメリカのサービス産業はスタバであれマックであれGoogleであれFacebookであれみな憧れがベースにあって世界に無数にある他のサービスより好んで使う。
そのカリスマ経営者ロバートアイガーの右腕として長年活躍したエグゼクティブのケビンメイヤーが前者Tiktokのトップに、ホールディングのNo.2になるという。
おそらく弱冠30代の張一鳴は世界をソフトパワーで席巻す帝王学をメイヤーに期待しているのではなかろうか。
一方で無論、トランプ率いる米国政権が米中分断に勤しんでいる現下の状況においてはTiktokの世界展開にとっては強烈アゲインストである。逆にそれゆえの人事なのだろう。
そしてメイヤー本人にとってはリスクテイクではあるが、いずれにせよ世界ヘゲモニーを向こう半ないし数世紀アメリカと二分して握っていく中国に対するビジネスパーソンとしての進出を、中国企業として異例に世界で存在感のあるエマージングなデカコーンにおけるナンバー2というポジションによって成す事は、そのリスクに十分見合うという判断ではなかろうか。