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トランプ氏、抗マラリア薬服用明かす 対コロナ効果は不明

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  • Brigham and Women's Hospital 予防医療の研究者

    これは科学への冒涜・・・とまでは言えませんが、(大統領なのに)あまりに科学リテラシーが低いと言わざるを得ません。

    QT延長(からの心停止)を含む副作用あり、効果も証明されておらず、どのような観点からも予防的な人道的使用(compassionate use)のオプションとはなりえません。

    CDC(米国疾病予防管理センター)がトランプ政権のせいでうまく機能できてない件を受け、Lancetという一流医学雑誌で「トランプに投票するな」と批判されたばかりでした。

    "Americans must put a president in the White House come January, 2021, who will understand that public health should not be guided by partisan politics."

    https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)31140-5/fulltext

    色々と残念です。


注目のコメント

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    総合内科医 医学博士

    ヒドロキシクロロキンは、アメリカでコロナに対して広く使用された薬ですが、実際に使用されたデータが出揃ってみると、予後を改善する効果がないことを示す論文が大半です。

    酸素投与が必要なコロナの入院患者に対するヒロドキシクロロキンの効果を検討したフランスの観察研究では。ヒロドロキシクロロキンの効果(入院後21日までのICU入室なしの生存率の改善)は認められませんでした。
    https://www.bmj.com/content/369/bmj.m1844

    入院しているCOVID-19患者へヒドロキシクロロキンを5日間投与し、効果を検討した米国の大規模観察研究(N=1376)では、人工呼吸器の使用や死亡リスクを減らす効果は認めませんでした。
    https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2012410

    また、副作用として下痢が起こったり、他の薬との飲み合わせによっては致死的な不整脈が起こったりと、飲むことのデメリットも多い薬です。少なくとも予防的に飲むというのは、かなり誤った認識です。


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    産婦人科専門医 医学博士

    コロナに対するクロロキンの位置づけなどについては山田先生、原田先生ご指摘の通りで、

    そもそもこれがどういうくだりで公表したのか分かりませんが、
    著名人の治療に関する発信はミスリーディングな情報として広まりやすいので、日本でも気をつけて頂きたいと感じることがありました。

    コロナに感染して入院していた著名人の方が、『アビガンをのんで回復した』と仰っているのをマスコミが大きく取り上げたりしていましたが、
    アビガンを内服したために症状が改善したのか、
    たまたま自然軽快のタイミングとアビガン内服がかぶっただけなのか、
    そこは1例だけからは判断できません。

    まだアビガンの有効性が示されていない中で、あたかもアビガンが効いて回復した、というように発信するのはミスリーディングです。

    報道のリテラシー向上を願います。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    そもそもヒドロキシクロロキンは、「治療」としてもまだ有効性が確立していません。観察研究のレベルで、改善との関連性を示すこともできておらず、安全性への懸念も持たれています。同種の薬剤を用いた一つの試験の中で有害性が多く報告されてしまい、中止になったほどです。

    不整脈の副作用が比較的高率に報告されているため、投与中は心電図のモニタリングが推奨されています。

    トランプ氏のように発病されていない方が薬剤を内服する予防的な投与については、なおさら何もエビデンスがありません。

    なお、予防的な内服のストラテジーには以下の2種類が考えられます。一つは感染者と濃厚接触した方に内服を行ってもらう方法、もう一つは濃厚接触する前から内服をする方法です。

    例えば、前者ならインフルエンザに対するタミフル、後者ならHIV治療薬でそれぞれ有効性が確認されていて、実際に行われている手法です。

    しかし、コロナウィルスに話を戻せば、前者は臨床試験中、後者については臨床試験もまだ行われていません。

    このように、予防としての薬の投与という選択肢が考えられていないわけではないですが、それが有害である可能性もあり、現時点ではあくまで臨床試験の範疇で行われるべきと考えます。


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