【数字で見る】孫正義が「株式上場」をやめたい理由

2020/5/20
2020年3月、ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義が「株式上場」をやめることを検討しているとのニュースが、世界中を飛び交った。
市場からお金を集めているイメージからすると意外だが、孫社長の立場からすれば、実は自然なことだ。
例えば、ソフトバンクグループは株価の乱高下が多く、常に市場のストレスにさらされている。直近では3月19日、時価総額が5.5兆円ほどに下がり、一時は子会社を下回っている。
「いろいろと、面倒くさい」(過去の孫社長の発言)
実際に孫社長みずから、過去にも何度か、株式の非公開化を検討していることをインタビューなどで認めている。
ソフトバンクグループをもっと自由に経営したい──。孫社長のアタマの中を、グループ全体の数字から描き出してみる。
(写真:Bloomberg / Getty Images)
営業利益は「どっちにしろ誤差」
「投資会社のソフトバンクグループ(SBG)にとっては、営業利益だとか、売り上げだとかいうのは、実はもはや関係なく、一言で言えば”忘れていい数字”だということです」
2020年3月期第3四半期決算発表(2月12日)において、孫正義・ソフトバンクグループ会長兼社長は、そう言い切った。