PCR検査をめぐる「5つの理論」を検討する - 鈴木貞夫
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時間の経過とともに多くのことが明らかになる中で、最近はようやく世の中の認識も混乱から一定の方向を向いたものになりつつありますが、まだモヤモヤしたところが残っている人のために、非常にわかりやすくPCR検査について5つの理論を用いて解説いただいています。
①カルピス理論: 何でどのくらいの濃さで割るのかで変わる味わい
②アイスクリーム理論: それ、因果関係ではありません
③寿司屋理論: 値段が10倍だと満足度も10倍?
④パクチー理論: 中華街で聞いたら日本人の90%はパクチー好きでした
⑤下茹で理論: 下茹でだけで食べたほうがいいんじゃないの
これらは決していろいろなことが明らかになってきて言えるような後付け理論ではなく、当初の段階から適応できたはずの基本的な普遍性を持つ理論です。とても参考になると思います。Pick数がこの記事に少ないですね。
以下のことが易しく説明されています・・・
・検査の相対的不足数は陽性率が示す
・韓国は国の責任として偽陽性の評価を流行が一段落したらしてもらいたい
・2つの事象を因果関係だと証明するには、相関関係だけでは不十分
・PCR検査数を2倍にすると隔離効果が2倍になると主張するなら説明を
・「代表性」の問題
・「出版バイアス」が現に問題であること
・通常スクリーニングには高感度の検査を選ぶが新コロナ抗原検査は低感度
・新コロナPCR/抗原検査の問題は低感度。検査数でカバーできない。
易しく次のような話を交えて説明されています・・・
・「アイスクリームが売れると水難事故が増える」
・「中華街で聞いたら日本人の9割がパクチー好きでした」新聞やテレビもフェイクまがいの記事を出していることがわかります。しかし彼らも、これが正しいと思い込んで発信していることが本当に怖い。こうなると様々な情報を読み、自分で考え判断するしかありません。少なくともメディアが最低限やってはいけないのは、不安を煽ることです。商店街の人出やジョギングしてる人たち、サーフィンをしている人たちを望遠レンズの積み重ね効果で撮影した映像を見て、危険ですねーと言ってる番組は信用しない方がいいです。