塩浦慎理が明かす、五輪延期の本音。SNSでは前向き発言も「今は全くやる気が出ない…」
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注目のコメント
アスリートだからポジティブでいなきゃ、ポジティブな発信をしなきゃと弱音が吐けない環境になってしまい自らを追い込んでしまう選手がでてくることを心配していました。
このように正直に本音を言える選手は多くはないと思います。
わたしもアテネオリンピック出場後、ひとつの大きな目標を達成したことと怪我によって思うようにプレーできないことなどが重なり、
モチベーションがまったく上がらない時期がありました。
そんな自分に対して嫌気がさしたり焦ったり不安になったり
自己嫌悪の毎日でしたが、そんなときに恩師から
『加奈は小学生の時からトップを走り続けてきたのだから、やる気が起きない時期があるのは人として当たり前だよ。そんな自分も素直に認めてあげたら?ただ、またやる気が起きた時に困らないように最低限のトレーニングだけはやっておきなさい。いつもそんなに良い子でいようとする必要はないよ。」という言葉をかけてもらい、すごくすごく心が楽になったという経験があります。
あの言葉がなければどんどん自分を追い込んでしまってすごく苦しい思いをしたと思うのです。
アスリートだからこうでなきゃいけないと思いすぎず、今の自分を認めてあげること、でもその中でまたモチベーションが戻ったときに困らないように最低限のことだけ淡々とやること。それで十分。
今苦しんでいるアスリートに届けば良いな。競泳において、水に入れないというのは凄くしんどいと思う。スプリンターの彼はまだ陸トレでカバーできる範囲が多いと思うが、ディスタンス系の選手は感覚を戻すまでにも苦慮するであろう。
皆が同じ環境といえど、コンディションを最高潮まで上げていたところでの中止は、ネガティブになるのも仕方ないと思う。
長い目で、今はメンタル面や選手としてのビジョンを考える時間に充てていただきたい。見出しの内容は、記事の冒頭だけだったが、面白い視点だと思った。
ほとんどのアスリートがSNSを使いこなして発信する時代。その中で、メディアは何をできるのか。
たかだかツイッターの140字で本心を表すことは難しい。みんなが発信すればするほど、同じような投稿をしないといけないのでは、という思いに駆られ、本心とは少し違うことを言ってしまうかもしれない。
第三者だからこそ引き出せる言葉があるはず。勉強になった。