東京女子医大が全学生に新型コロナの陰性確認実施へ 「儀式としてのPCR検査は無意味」専門家が批判
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検査前確立の低い無症状の集団にPCR検査を行うのは偽陰性・偽陽性が増えるため非効率的である点や、検査のキャパシティが有限である点から、記事で書かれているように意味がないどころか、デメリットの方が大きいと思います。
「PCR検査による陰性証明はできない」というメッセージを医療者側が発信していかなければいけない中で、こういった判断をしたことは非常に残念です。大学病院側から、このような決断に至った経緯を聞きたいところです。スクリーニングとしてのPCR検査のデメリット、陰性証明にはならないこと(その日の陰性確認にはなっても、明日陽性になるかもしれない)などが、
医者であっても全体の総意となっていないことは反省せねばですし、
検査検査というワイドショーに負けず、一般の方にも上記を理解して頂けるよう発信したいところ、
医大がこのような方針をだしてしまったことは残念です。
とはいえ、医大生に教える先生方は普段病院で診療に従事されてらっしゃるので、院内感染を防ごうという目的なのだと思いますが、
全例検査ではなく、全学生に対して、院内感染予防の観点からも普段の生活から感染予防(新しい生活様式)を徹底するように指導するのが合理的ではないかと。
そこまで規制できないという意見もあるかもしれませんが、病院に出入りしうる医学部生としては守るべきことかと思いますし。記事の内容の通りです。記事で紹介されている学生さんはよく理解できているようですが、一方で全ての学生さんが同じように理解できているわけではないかもしれません。
社会的学習理論としても、将来の有望な医療者たちに広く誤ったメッセージが広がってしまう恐れがあり、教育的側面からもまずい対応だと思います。