【募集開始】プロジェクト型スクール「NewsPicks NewSchool」が目指すこと

2020/5/15
挑戦者を応援したい
「NewsPicksで、挑戦者のための学校を開きたいなあ」
そう思い始めたのは、2017年夏のことです。
メディアの仕事は、どこまでも“間接的”です。言論やコンテンツを通じて、影響を与えることはできますが、自ら行動することはありません。あくまで傍観者です。
何かもっと“直接的”に世の中へいいインパクトを与えられないだろうか。
現役バリバリのトップランナーとともに学び、挑み、新しい時代を創れないだろうか。
そんな思いを実現すべく、3年に渡る試行錯誤がスタートしました。
「今の時代に求められる学びは何か」
「どうすれば楽しみながら、学べるか」
「学びで終わらず、どう行動につなげるか」
「メンバーの深いつながりをどう創るか」
「オンライン中心か、オフライン中心か」
「どんなモデルで利益を稼いでいくのか」
これらの問いに対して、「ああでもない、こうでもない」とプランを創っては壊し、多くの方々とブレストを繰り返しながら、ようやく構想をかたちにできました。
2020年7月に始動する学校は、その名もズバリ、「NewsPicks NewSchool」。「新しい学校」というストレートな名前です。
NewSchoolの4つの特徴
NewSchoolは何を目指すのか?何が新しいのか?
そのポイントは4つあります。
1つ目は、プロジェクト型のスクールであることです。
普通の学校は、どうしても先生が生徒に教えるという“受け身”の関係になってしまいます。知識のインプットが中心のため、学びが体に染み込みにくいところがあります。
NewSchoolのコンセプトは、「学ぶ、創る、稼ぐ」です。
プロジェクトや議論を通じて、基礎を「学ぶ」とともに、事業やコンテンツやプロダクトを「創る」ことに重きを置きます。
そして、実際の仕事を通して、「稼ぐ」ことにもこだわります。実戦第一主義です。
2つ目のポイントは、プロジェクトリーダーを務めるのが、ビジネス界とクリエイティブ界のトップランナーであること。
最前線を走るリーダーとともに、最先端のテーマを学ぶことができるのです。
知には「普遍性のある知」と「時代性のある知」があります。
このうち、前者を学ぶには、「本を読む」「体系化された学問に親しむ」といった、方法論が確立しています。
しかし、「時代性のある知」を学ぶ手段はほとんどありません。せいぜいOJTぐらいですが、よき師匠に出会えるかは、運によるところが大きい。
「時代性のある知」は鮮度が命ですが、本などで体系化される頃には、もう時代遅れになっていることもしばしばです。
だからこそ、日々、最前線で奮闘するトップランナーと、走りながら学ぶプロジェクト型にしたいと考えました。
3つ目は、オンラインとオフラインのハイブリットです。
新型コロナウィルスの感染予防のため、7月から始まるプロジェクトは基本的にオンライン空間で展開します。
ただ、感染の状況を注視しながら、ソーシャルディスタンスを意識した上で、オフラインでのプロジェクトも開始します。
NewsPicks GINZA(詳細は近日発表)をキャンパスとして、リアルな交流・体験を組み込んでいきます。
「オンラインか、オフラインか」の二者択一ではなく、ベストな融合を目指します。
4つ目は、コミュニティづくり、仲間づくりです。
一人で学ぶのは退屈ですし、一人で出せるインパクトには限界があります。みなでともに学び、創り、稼ぐことで、学びが楽しくなりますし、大きなウネリを起こしやすくなります。
「NewSchool」では、スクールメンバー向けSNS、アルムナイネットワーク、交流イベントなどを通じて、「場創り」「コミュニティ創り」にも力を入れます。
単なる社交にとどまらず、共同プロジェクト実施、仕事の紹介など、行動・実戦につながる場にしていきたいと思っています。
新時代の挑戦者を生み出し、事業づくり、コンテンツづくり、仲間づくりをサポートすること。それが、NewSchoolのビジョンです。
刀・森岡毅×実戦マーケティング
ここからは、記念すべき第1期に募集する14のプロジェクトを簡単に紹介させてください。
特別プロジェクトとして始まるのが、「実戦マーケティング・ブートキャンプ」。
伝説のマーケターである森岡毅さんと、森岡さん率いる精鋭マーケター集団「株式会社刀」が総力を挙げて実施します。
刀のマーケティングの実務家たちとともに、これまで数々のビジネスの“実戦”の場で培ってきた「ビジネスで結果を出すためのマーケティング」の基軸となる部分を身につけていきます。
題材となるのは、抽象的なケースではなく、実際に今現在、営まれている“生のビジネス”。
実戦の場で成果を生み出すことをプロジェクト参加者に期待する、ブートキャンプ形式として設計しています。
本プロジェクトは30名限定。9月始動でオフラインでの開催を予定しています。
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日本企業変革プロジェクト
ほかに7つのビジネスプロジェクトを立ち上げます。
経営共創基盤(IGPI)の冨山和彦さんとIGPIのメンバーがリードするのが、「コーポレートトランスフォーメーション(CX)」のプロジェクトです。
コロナショックを契機に、DX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいますが、さらにもう一歩進んで、CXを断行できるかが日本企業の命運を分けます。
冨山さんは「CXのためにも、リーダーシップモデル、会社の事業運営、ポートフォリオ経営のやり方まで、すべてを変革する必要がある」と言います。
本プロジェクトでは、冨山さんを始めとしたIGPIの6人のプロフェッショナルが「CX」を実現させるための全てのノウハウをお伝えします。
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冨山和彦氏の最新著書『コロナショック・サバイバル 日本経済復興計画』はこちら。
企業変革のカギを握るのは、若き世代です。
「デジタル化が中心の世界になると、体力がありデジタルに強い20-30代にチャンスが巡ってくることで世代交代が一気に進むと考えています」
そう語るのは、自らも37歳でデロイトトーマツベンチャーサポート社長を務める斎藤祐馬さんです。
「2025年までに、大企業の30代社長を300人作る」をビジョンに掲げる斎藤さんが、30代社長を目指すための徹底したインキュベーションプロジェクトを立ち上げます。
個別の講義やワークショップやオンライン合宿だけでなく、事業計画の策定を実際に行い、個別メンタリングによるブラッシュアップも行います。
卒業後はコミュニティを創りソウルメイトが作れるプロジェクトを設計します。
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今、世界中の企業が、DXを実現するために様々な業務プロセスの見直しを急ピッチで進めています。
しかし、9割以上の企業がDXの壁に打ち当たり、望んだような成果が得られていません。
そこで、DXを推進するリーダーのために、多数の企業のDX施策を支援してきたKaizen Platformの須藤憲司さんが提供するのが、DX人材養成プロジェクトです。
実際にDXを推進するリーダーをゲストに迎え、生きたケーススタディを学び、DX推進リーダーたちのコミュニティを通じて、DXの成功率をみんなで高めることを目指します。
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日本企業復活のために欠かせないのが、新規事業です。
リクルートで新規事業統括エグゼクティブを務め、これまで約2,000件、5,000人の新規事業開発プロセスに携わってきたアルファドライブCEOの麻生要一さんは新規事業の意義をこう語ります。
「新規事業開発プロセスに関わってきた中で、幾度となく人が”覚醒”する瞬間に立ち会ってきました。この人が”覚醒”し、社内起業家が増えることが、日本企業復活のカギだと確信しています」
このプロジェクトでは、自分の頭で考えたことに、自分で顧客を見つけて、自分で商売にするための実践的なノウハウを身につけます。
アルファドライブの新規事業開発プロフェッショナル集団が新規事業開発の基礎をインプットしながら、事業計画の作成にまで伴走します。
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過去数年、日本でも急拡大しているのが、B2B SaaS市場。
この分野で、第一人者として知られるのが、オラクル、セールスフォース・ドットコム、マルケトで活躍してきた『THE MODEL』著者の福田康隆さんです。
SaaSのベストプラクティスは以前より知られるようになりましたが、実際に⾃社で取り組むとなると、いろいろな課題にぶつかるケースも少なくありません。
本プロジェクトでは、事業責任者の⽬線でSaaSビジネスの 解説した上で、過去のさまざまな意思決定の題材にして、ディスカッション形式で理解を深めます。
そして最終的に、現状のビジネスで活かせるセールスモデルを構築する事を狙います。
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CFOというと、資金を集める役割、IPO準備をする役割と思われがちですが、その業務領域はもっと広い。
そんな新しい時代のCFO像を体現するのが、ユーグレナでマザーズ上場を果たし、現在は副社長COOを務める永田暁彦さん。
この次世代CFO共創プロジェクトでは、企業成長、事業成長を目的とした役割としてのCFOに必要な役割と、その役割に必要なスキルと思考をインプットします。
成功している企業のCFO、事業バイアウトしているCFOを分析することで事業成功させるCFOの本質を明確化。
現役のCFOとしての成長の苦しみも含めたリアルを伝えることで単純なスキルセット議論ではない経営者としての本質に至るまで切り込みます。
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ビッグデータ、AIという言葉が飛び交っていますが、実際に「データ×AI」の掛け合わせで、革新的な事業を生んでいる企業は多くありません。
本プロジェクトでは、「データ×AI」活用のプロであるシバタアキラさんとともに、AI、特に機械学習を新しい形で未解決のビジネス課題に適用する方法や、データを軸にした新しいビジネス創出に挑みます。
本プロジェクトの主な対象は、データサイエンティストなどの技術的実践者ではなく、深いビジネス経験を持った事業担当者や、AI推進の担当者です。
「データ×AI」の活用ポテンシャルを広げる方法論を学ぶとともに、各企業において技術活用の最先端を実践することを目指します。
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クリエーターと未来を創る
今世界では、コンテンツ黄金時代、プロデューサー黄金時代、クリエイティブディレクター黄金時代が到来しています。
才能あるクリエーターの争奪戦が加熱し、スタープロデューサー、スタークリエーターは数百億円レベルの報酬を得る時代です。
日本でも、クリエーターの需要は高まっていますが、クリエーターが生まれ、飛躍するための土壌は整っていません。
そこで、NewSchoolでは、6つのクリエイティブプロジェクトを始めます。
1つ目は、広告クリエイティブプロジェクト。
リーダーを務めるのは、大塚製薬の「ポカリガチダンス」「ポカリNEO合唱」や、YouTubeの「好きなことで、生きていく。」などを手掛ける、電通・統括クリエーティブ・ディレクターの眞鍋亮平さんです。
眞鍋さんは「広告業界は今、ビジネスの変革を迫られており、広告クリエイティブで勝負するなら、日々学び、成長し続けなければ、このルールチェンジの荒波をサバイブできない」と語ります。
本プロジェクトでは、言葉や映像、アートディレクション、PR、SNS、データクリエーティブの掛け合わせから最善手を設計する、「次世代型のクリエイティブプランナー」の養成を目指します。
各回で出題される企画案の講評を通じて、分野ごとの電通のトッププランナーたちからクリエイティブの発想法を習得。
さらに、実際の仕事として広告を企画し、クライアントにプレゼンし、プランニングフィーを獲得することにも挑戦します。
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クリエイティブが求められるのは、広告やコンテンツだけでなく、プロダクトも同様です。
昨今、メーカーが商品開発から広告宣伝までを内製し、ユーザーへ直接商品を販売する「D2C」モデルが拡大。そのビジネスモデルはスタートアップのみならず、大手企業まで業界を横断し、普及しています。
この「D2C実践」プロジェクトでは、新しい時代のD2Cのあり方についてみなさんと一緒に考え、実践していきます。
プロジェクトを担当するのは、デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」で幅広い業種のコンサルティングを担当する『D2C「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』著者の佐々木康裕さんと、クラウドファンディングサービス「Makuake」共同創業者の坊垣佳奈さんです。
国内外の事例を紹介しながら、D2Cビジネスを学び、実際に参加者のD2Cブランドの戦略づくりに取り組み、マクアケでのクラウドファンディング、東急ハンズでの店舗展開まで取り組みます。
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事業、広告、プロダクト、あらゆる分野において、重要性を増しているのが、ブランディングです。
「売る人と買う人の間に、豊かな関係性を築き、事業成長(稼ぎ)を実現しながら、世界を彩る経営手法。それこそブランディング」と語るのは、電通クリエーティブ・ストラテジストの工藤拓真さんです。
資生堂、ユニクロ、トヨタなどの大企業から、SHOWROOM、NewsPicksなどのスタートアップまで。工藤さんが、様々なプロジェクトを通して感じたのは、世界のどこにもない、唯一の存在として、商品やサービスを彩ることの重要性です。
このプロジェクトでは、まず発想力の強化に徹し「アイデア体質」になることを目指します。その上で、ブランド・マーケティングの型を吸収し、再現不可能なブランド創りにチャレンジします。
前半では「実在するブランド課題」、後半では「自身のビジネス課題」に挑戦。講師陣からの直接コンサルティングを受けながら、実務や副業へのフィードバックも行います。
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プロデュースする対象は、企業やサービスや商品にとどまりません。都市や町もプロデュースの対象です。
「課題が顕在化するローカルに注目し、課題を解決すべく、知恵を絞り、技術を駆使し、関係性やネットワークを構築しながら、世界とつながるような新たな価値を提示する。そんな『ローカルイノベーション』を興す人々を、『ローカルプロデューサー』と定義しています」
そう語るのは、Next Commons Lab(NCL)代表の林篤志さん。NCLは、「ポスト資本主義社会を具現化する」を旗印に、国内外13拠点を構えて、日本のローカルに注目して様々な社会実験を実践しています。
このプロジェクトでは、NCLが実践してきたローカルでの取り組みをベースに、ローカルプロデュースに必要な知見や技術、その姿勢などをお伝えします。
現役で活躍するプロデューサーや起業家をゲストに迎え、その実像に迫りながら学びます。
実際にローカルの現場を訪れるフィールドワークも計画。修了後には、自治体の首長を交えながら、参加者からの提案と地域とのマッチングをする機会を設け、ローカルプロデューサーへの第一歩を後押しします。
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プロデューサーの主戦場である動画コンテンツ。この領域でも、プロデューサーが求められています。
「プロデューサー無くして、動画の成功は無い。そして今、動画業界にはプロデューサーが最も不足している。しかし動画プロデューサーの統合的なノウハウはどこにもまとまっておらず、その育成は困難だ」と語るのは、ONE MEDIA代表で動画プロデューサーの明石ガクトさん。
この課題を解決するために今回のプロジェクトでは、お題目となる作品を「脱構築」し、それを制作したクリエイターをゲストとして招くことで答え合わせを行います。
そこから得られた実践的かつ普遍的な知見を、このプロジェクトのメンバーで書籍にしていくことが最終目標です。
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今は、誰もがSNSなどを通じて発信できる「みんなコンテンツクリエーター時代」。国家も企業も個人も、コンテンツプロデュースの巧拙で運命が変わります。
コンテンツづくりとは、クリエイティブなものづくり。基礎を抑えた上で、コンテンツづくりの千本ノックを繰り返すことで、コンテンツプロデュース力が磨かれます。
本プロジェクトでは、日本全体の「コンテンツ力」を高めるため、みなさんとともにコンテンツプロデュースのノウハウを体系化。
実際に、NewsPicks、YouTube、note、Amazon向けに、活字や映像のコンテンツを創って稼ぎながら、コンテンツプロデュースの基礎を学びます。
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以上、14講座を揃えて、7月より順次プロジェクトをスタート。体験会・説明会も開催しますので、ぜひお気軽にお申し込みください。
オンラインと銀座のキャンパスを舞台に、みなさんと事業づくりやコンテンツづくりに挑み、ワクワクする未来を創っていくのを楽しみにしております。