トランプ米大統領、強いドルを支持 現時点で適切

［ワシントン　１４日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長がマイナス金利の導入に否定的な考え方を示し、ドルが値上がりする中、トランプ大統領は１４日、強いドルを支持すると表明した。

大統領はＦＯＸビジネス・ネットワークとのインタビューで、「強いドルを持つには素晴らしい時だ。私たちがドルの強さを維持したから、誰もがドルを持ちたがっている。私がドルの強さを維持した」と発言した。

さらに、ドルの力強さについては「いずれの方向も受け入れ可能」だが、当面は強いドルを支持すると強調。「貿易の面で（ドル高は）厳しいが、国や物価の面ではインフレもなく問題はない。現時点で強いドルを持つことは良いことだ。現時点で強いドルを持つことは素晴らしいことだ」と述べた。

＊内容を追加しました。

コメント

注目のコメント

• 唐鎌 大輔

  株式会社みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト

  ・2020年05月14日

  もう発言が倒錯し過ぎていて直情的な為替市場でも材料視しかねているのが凄いと感じます。マイナス金利を強硬に求めつつ、商務省が新たな通貨安けん制の公告する中で大統領が「強いドル」を誇示・・・というのが現状です。
• Arai Kaoru

  公認会計士 Fintechコンサルタント

  ・2020年05月15日

  トランプ大統領が言う強いドルは、ドル高を意味しないようですね。→確か、トランプ大統領はドル高が基本的に嫌いだったような…
  
  ここ1か月、トランプ大統領の発言の迷走レベル上がっています。まだ、安倍首相の方がかなりまともに見えてきました。