【亀山×古市】1つのことを極めるより、いろんな場所が見たい

2020/5/24
社会学者で作家の古市憲寿氏を迎えた音声番組「亀っちの部屋」Season2。
前編では、これまで学者として文筆活動を展開してきた古市氏が小説に挑戦した理由が語られたほか、「落合陽一さんは昭和的」とのインパクトあるコメントも飛び出した。
後編では、エゴサーチの際に傷つかないためのテクニックや、古市氏の「やりたいこと」などに話が及んだ。
古市氏の発言に、亀山氏が面食らう場面も。「亀っちの部屋」でありながら、半ば古市氏のペースで番組は進んでいく(収録は東京都の緊急事態宣言前に実施されました)。
*本対談の音声はこちらからお聞きください

つき合う人が変わってきた

亀山 25歳でデビューしてからの10年で、自分自身は変わってないと言ってたけど、周りで変わったことはある?
古市 友達やつき合う人は、やっぱりどんどん変わってきました。
亀山 有名になって、昔の仲間を切り捨てながら(笑)。
古市 というと語弊がありますけど(笑)、有名になったからではなくて、僕は昔から、人生のステージごとに、友達がどんどん変わるタイプなんです。でもここ5年くらいは、長くつき合う人が多くなりました。
亀山 じゃあ10代の頃の友達で、今も付き合ってる人はいないんだ。
古市 5、6人くらいですかね。でもその数人の中から漫画家や、ちょっと有名なコスプレイヤーも出たし、建築家になった同級生もいます。
古市 憲寿(ふるいち・のりとし)/社会学者・作家
亀山 個性豊かだね。
古市 通っていたのは地元の公立校だったので、数少ない友達の中からそんな人材が出たと思うと、われながら見る目があるなと(笑)。「何者でもない人」とは付き合いたくないですよね〜。
亀山 嫌なやつだね~(笑)。
古市 亀山さんはどうですか?