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大学でも、今なおオンライン授業を実施している大学は、6割程度にとどまっているそうです。4割程度は、2か月間何もしなくても、夏休みをつぶせば例年通りのやり方でやりすごせるだろう、と考えていると思われます。
 全国の大学 オンライン授業導入は6割余にとどまる
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012430491000.html
 実施していない4割の大学は、教員も学生も対応できない人員が多いので、実施しようとしても取り残される教員、学生が多いから、という見込みがあってのことでしょう。いわんや小学校、中学校においてをや、とは考えざるをえません。
 取り残される生徒が何割か出てくる、というのは明らかに社会経済的に大きな損失です。国民の半分程度は小学校も途中までしかいっていない、という国は世界中にあるし、そういう国では、仕事にあぶれた人間が何百万人も路上をうろつき、反政府ゲリラに麻薬と交換で参加したりします。
 学校に強制的に子供を集める義務教育の意義は、できる限り底上げをする、ということにあります。学校に行かなくても東大医学部やスタンフォード大学に行ける家庭、というのはあります。全国の1%以下でしょうが。明治以降、識字率が急増して、近代産業に対応できる日本人が急増したのは、義務教育で強制的に子供に学校で同じことをさせたからです。そうでもしないと、識字率は江戸時代程度になり、ひらがなは読めても漢字は読めず、足し算も1ケタまでしかできない、という人間が人口の3,4割を占めるようになります。現代社会のアルバイトに求められる基準すら満たせないでしょう。
 まず最も大規模に(それでも6割)オンライン授業が始まった大学においては、あからさまな格差が現われました。東大などでは、さすがは、というつくりの授業も見られますが、何もできないか、それに近いところが半分はありました。
 これは、オンライン授業では、従来のような国民的底上げの教育などすぐにはできない、ということです。明治時代に全国の村々に至るまで小学校を建てていって、若者たちを近代教育に対応できる教師に育成していった時のように、設備と人員の総つくり直しが必要になります。数十兆円の公的な投資が無ければ、日本の経済をまかなう人材を養成するだけの教育は、オンラインではできないでしょう。
アフターコロナ時代の教育に起きることを「7つのシフト」としてまとめさせていただきました。アフターコロナ=未来はずっと広がっていますが、直近(現在〜1,2年後)に起きてくるであろう変化に絞っています。

構造的に大格差時代になる可能性があるとは言え、文科省・教委・学校は今が力の見せ所です。格差の下の方に子どもたちを追いやることは、今だけでなく将来にまで大きな影響を与えます。
先生個々人の努力だけでは限界があり、社会全体が子どもたちの学びを下支えすることが、今本当に必要です。

そのためには教育(学びの保障)が大きな政策イシューとなることも大事です。多くの皆さんが教育にこれまで以上に興味を持って頂き、いろんな形で議論頂くことで、教委・政府の教育への対応を促すことができます。本記事に限らず、ぜひNewsPicksでも、教育の話題を盛り上げていければと思います。
 
なお、本記事はあくまで「来るであろう」未来の話が中心です。スタートアップに身を置く者としてはそれだけでなく「創りたい」未来もあります。7つのシフト中心とした教育の大変革期。子どもたちの未来のために、まだ見ぬ未来を創っていく話も、また今度できればと思います。

最後になりましたが、皆様本記事をお読みいただきありがとうございました。そして、きれいな形で編集・デザイン頂いた、NewsPicksのスタッフの皆様もありがとうございます!
オンライン教育が強制的に広まったことで一部では学校不要論も叫ばれていますが、子供の預かり場になっていることなどを考えた時、改めて学校が持つ多面的な機能に気付かされます。

讃井さんによる寄稿はそうした点を指摘しており、学校不要と一刀両断することのない、現実的な予測になっていると思います。ぜひご一読ください。
中学高等学校に勤める当事者として「7つのシフト」は本当に実感しています。それまでのICTは補助的役割であったために常にリアルかオンラインかの二項対立的な話がよく出てきていました。

それが今回、オンライン授業を実施したことで、オンラインの強みを全教員が実感する機会になり、いまはリアルandオンラインの形を皆が考えるようになりました。

またコンテンツに楽しさの要素が増えたことも実感しています。これは「学習指導要領を守る」という意識以上に、「学びを止めない」を意識した結果かと。発想が自由になり、学び続けられるように様々なユニークな取り組みが生まれました。

本校では皆で自習する「もくもく会」や生徒が学校に送った葉書を紹介するラジオ風番組の「お便りコーナー」、遠方のゲストと繋いで未来の話をするゲストトーク、親子で参加する「親子でZoom会」、生徒会によるオンライン新入生歓迎会など、これまでの学校にない取り組みが次々と現れました。

一方でオンライン化によって、これだけの変化を実感したからこそ、そこが実施できなかった場合との差が今後顕著になるという未来は、想像に難くありません。それは単純にICT環境という面以上に、教育のあり方についての考え方や文化に差が生じているということです。通常、学校という組織は変化を好まないのですが、今回は否応なく変化しなくてはならなかった。そこで学校文化の転換が起きるのですが、それが生じた学校と生じなかった学校では大きな差ができてしまったようにも思います。これから学校が元の文化に戻るのか、それとも新しい文化を築くのか、その分岐点にあるのは間違いありません。

最後に、8つ目のシフトとして内部完結から外部連携があるのではないかと思います。これまでの学校は、基本的に学校で完結する設計がされてきました。しかし休校となって学びを止めないためには、「学校」という枠ではなく「社会」で取り組む必要がありました。讃井さんのLife is Techも「テクノロジア魔法学校」を無償開放してくださり、他のオンライン学習を提供する会社やNPOも無償で学ぶ機会を提供してくれました。オンラインになると学校で閉じるよりも、様々な組織と協力することでより学びが深化する。そのことが新しい教育への突破口になるのではないかと期待しています。
前にもコメントしましたが、子供が通っている区立小学校ではPTA含めたパパママ有志でZOOMでオンラインホームルームをやっています。今は縦割り班に分かれて、チームごとに催し物の準備をしているのですが、こういう中で5~6年生がリーダーシップをとったり、低学年がその様子を見たりその中でも「役割」を与えられてやったり、ということをやっていて、それって家に一人でいるとできないことだなあ、と感じます。それは必ずしも学校でなくても良いという意見も分かりますが、社会の疑似体験として学校が果たしている役割はあるなあ、と実感しています
記事中にチラリとだけ出ていますが、学校の機能として、実は貧困や、児童の福祉を保障する役割が期待されている側面があります。
学校教育法第21条の義務教育の目標や教育基本法第5条に定められていることは、義務教育に課されている使命だと思います。
しかし、それは学校の中でのみ行われていることを意図していません。かといって学校外のみで行われるべきものともいってません。
解釈ですが、学校という場ではなく、学校という機能を通じて、義務教育の目標を達成することが求められているのだと思います。学校が地域や家庭と共に、子供達の教育を受ける権利を保障する推進者になることが求められているのでしょう。。。
教育改革の論点は様々ですが、他の先進国やグローバル競争に勝ち残るという点だけがクローズアップされるのではなく、その先にある「人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」から日本としてあるべき姿を考えることが大事と思います。。。
※健康の定義はWHOの方が良いと思います。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
7つのシフトは、リモートワークにも適用できます。楽しさは特に必要ですね。内容が充実していることが前提ではありますが。

ただし、リモートだけに依存していると、偏った人間になる恐れがある。人生という長い旅路を歩いていくには、社会性が大切。これを身につけるためには、学校というリアルの場はとても重要です。ふれあいの中でこそ、たくましく生きる術を磨けます。
正しいビジョンですね。この通りだと思います。
このハイブリッド化への変革について来れない教育機関は、見捨てられるでしょう。まあ、私立や塾は、そのままでは生徒がやめるし食えなくなるので、変われるでしょうが、こと今にいたってすらオンライン化に踏み出せない公立小中高は、存在意義を問われますね。
ここから課題解決のための議論を深める上でとてもよくまとまっている記事ですね!
私達はコロナ以前から質の高いLX(Learning Experience 学習体験)の先にあるLO (Learning Outcome 学習効果)を学習者中心に個別最適化含め追い求めてハイブリッドを手段の最適解として実践してきました。
今まさにリアル教室再開についてご家庭にアンケートとってますが、教室のファシリテーターによってweb授業のまま続けたいという回答に違いがでたり、地域による違いも見えたりで面白いです。脱画一化は進みます。
安全を大前提に、すべての教育サービス・プロダクト提供者のLXの飽くなき追及により、学習者のLOが向上し、子供たちの可能性が最大化されることを切に願います!
従来から教師の皆さんは本当に大変な環境でがんばっておられることは話題になっていました。これを機会に負荷を減らして、より教師・生徒共に良い環境で過ごせるような改善が進むことを願ってやまない。