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イタリアで深刻化。新型コロナの本当の怖さは「後遺症」

NewsPicks編集部
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    慶應義塾大学 教授

    新型コロナウイルスの診断、治療、予後についてのデータは日々蓄積されているのだろうが、報道で判断する範囲において、その症状の複雑さに驚かされる。特にまだ十分に解明されていないのが、陰性後の回復・完治までの追跡と、無症状に近い方の軽症者・長期微熱などの症状ではないだろうか。医療の優先度は重症者の治療に置かれるため仕方ないが、これらのリハビリ・軽症例にそろそろ本格的に取り組むべきだと思う。

    厚生労働省のこれまでの方針だった37.5度以上4日間の目安は論外だったが、それでもまだ医療関係者の間で新型コロナの症状とは何か、という定義が定まっていないように思う。軽症・重症・回復という山型のカーブがあるとして、山の真ん中あたりの議論はよくわかるのだが、軽症・回復の両側の裾野について専門性の高い議論がさらに深められることを期待したい。


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    産婦人科専門医 医学博士

    ウイルス自体の陰性化と、肺をはじめ体にもたらされた炎症が治るのとはイコールではないということです。
    検査でウイルスは陰性になっても、症状がおさまるのにはさらに時間がかかる、これはCOVID-19に限った話ではありません。

    なので、時間はかかるもののいずれは消える症状であれば、正確には『後遺症』ではなく『長引く症状』ですかね。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    少しバイアスのかかった記事かもしれません。

    例えばですが、記事で実例として挙げられている嗅覚・味覚障害について、すでにヨーロッパからの大規模な報告があり、平均的には発症1週間で完全回復し、2週間までに97%の方が回復することが知られています。つまり、大半の方は後遺症なく2週間後には「カフェラテの味を楽しめる」ようになります。

    3%までの方で2週間後にも残存することが報告されていますが、この方達が平均的にいつ回復するのか、後遺症として持続する方がいるのかはまだ分かっていません。今後報告されてくるはずです。

    このように、多くの方が症状を残さず回復されています。「後遺症」の全体に占める割合や位置付けについてもすでに分かっていることがあるのですから、そのような情報も合わせて正確に伝えることが、感染者の無用な不安を防ぐのでは、と思いますので補足させていただきました。


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    「再陽性」は初期に感染者が多かった中国、韓国ですでに数多く確認されています。日本では、現在確認されているのは37人とのことですが。このことは、一度感染したからといって十分な抗体が体内でつくられるわけではない、というこれまでの観測を裏付けています。
     中国では、回復者のうち5~15%は再陽性になったのではないかという研究もあります。
     イタリアの、感染確認者22万人、死者3万人という致死率の高さは、医療資源の欠如が最大の原因です。日本や韓国、中国と比較した場合、人材、施設、機械、その他の医療物資全てが不足していたため、致死率が13%にも達しました。これは、国家の財政の問題であり、教育、福祉政策の問題でもあります。
     この医療資源の欠如は、ロックダウン解除後に再度の感染拡大を防ぐための措置が十分にはとれないということでもあります。回復者こそ、再陽性化のリスクが高く、継続的な検査が必要ですが、それができていません。当然、再陽性化した元回復者からの感染拡大も予想されます。
     再度の感染拡大を阻止するためには、公衆衛生的な措置が大規模にとられる必要がありますが、そのための予算も不十分でしょう。新型コロナウィルスは、コレラなどと同様、排泄物を通した感染も起きます。トイレ、下水道などの衛生が不十分な社会ではそこから感染が広がる詩、集合住宅で丸ごと感染する、といった事態にもなります。

    China Study Finds 5% to 15% of Covid-19 Cases Are Reactivated
    https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-07/china-study-finds-5-to-15-of-covid-19-cases-are-reactivated
    新型コロナウイルス、急拡大の背景に排泄物を介した「糞口感染」の可能性も
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/02/post-92466_1.php


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