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5月1日から無印良品がアマゾンでの取り扱いを開始しました。パンデミック下においてこの提携はそれほど話題にはなりませんでしたが、コロナショックの観点から見つめ直すと新たな発見があります。
不要不急とされた商品を扱う百貨店やショッピングセンターなどは、4月の売り上げが8割減、5月に至って現時点でほぼゼロ、無印も400店中280店を臨時休業していました。無印はオンラインサイトで年初にトラブルを起こしていたこともあり、ECの難しさと重要性を再認識させられたのではないでしょうか。
コロナ前から「店舗はショールーム化する、在庫は置かずに注文はオンラインで」と語られてきましたが、今後はチャネル分散の観点からもさらに進みそうです。また店舗ストックが必要なくなれば在庫管理などにもポジティブな影響を与えそうです。これを機に、「無駄が多い」とされてきた小売業界がどう変わるかに注目です。コロナ感染拡大による消費者行動や企業活動への影響は、イレギュラーかつ一過性のものと、不可逆な構造変化が断層的に加速するものに二分されると思います。本稿では、その後者に該当すると予測される事象について考察してみました。ご笑覧ください。
3つの構造変化のうち②非接触化は、これまでにないトレンドとなるでしょう。スターバックスは決算発表のアナリスト説明会で、Contactless Customer Experienceをひとつの柱として打ち出しました。
モバイル事前注文決済をベースに、ピックアップ専門(座席なし)の店舗「Cafe Open-and-Order」を30店舗ほど作るそうです。そのほか、ドライブスルー店舗や、駐車場での商品渡しなど。
世界の人々はウィルスの媒介になる恐れがある現金を嫌い、キャッシュレス利用を拡大。なかでも非接触決済が急伸しています。
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