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新型ウイルスとの戦いは、世界のすべての地域で「収束」しないと、決して終わりません。この事は、2009年新型インフルパンデミックの際も、最近新型コロナに関し出演するTV番組でも、繰り返し申し上げていますが、まだ本質が伝わり切っていない気がします。

想像してみてください。日本のように、医療体制が高度に整備され、また国の隅々まで、国民の生死等の精緻な把握が可能になっている国は、果たして世界にどれだけあるでしょうか?

WHO加盟国の内45%は、人口千人当たりの医師数が1人未満です。こうした国では、感染しても適切な治療は受けられず、重症者や死者は増加し、感染者や接触者の捕捉すらできず、感染が拡大します。これは決して対岸の火事ではなく、人的物的交流がさかんな現代においては、必ず回りまわって、ウイルスは再び世界各地に広がります。

例えば、本日の日経記事にあるようにhttps://r.nikkei.com/article/DGXMZO5891593009052020MM8000?disablepcview=&s=3
アフリカでは累積感染者数は4万人超、死者数は1.3千人、対策を取らなければ、1年間で最大4400万人が感染し19万人が死亡する恐れ。公的医療関連支出はGDP比で3%、感染が拡大する露やブラジル、イラン、印、メキシコも、世界平均(6%)を下回ります。

そして新興国・途上国は、経済基盤も脆弱なことが、より一層問題を深刻化しています。先進国のような手厚い補償や現金給付を提供できず、国民の不満が政府へ向かいやすく、行動制限等には消極的です。
経済対策で財政赤字が膨らみ、これを不安視する海外マネーの流出と自国通貨相場の下落、対外債務の実質負担を高めるという悪循環に陥っています。対外債務不履行等が広がれば、世界経済に更なる打撃です。

医療・経済の両面でグローバルな支援の実施が、早急に求められます。治療薬やワクチンの分配についても、同様です。

これは単なる人道支援の問題ではなく、自国を守りたければ他国を守り、自分や家族を守りたければ、他者を守る必要があるのです。これを仏の思想家ジャック・アタリ氏は「利他主義は、合理的な利己主義である」と、明快に表現しています。

真のグローバリズムとは何か、今ほどその本質的な理解が求められているときはありません。
報道で「目立つ」地域の流行状況だけを追いかけていると、感染流行の勢いが落ち着いてきたようにも感じてしまいますが、実際には世界全体で見れば、感染流行のカーブは全くフラットになっていません。以前までと同様かそれ以上に、急速に感染流行が進み続けています。

特に、これまで感染者数が目立たなかった地域で、遅れて感染拡大がスタートしています。

このことは、SNSや各メディアで早期から見られていたような、国ごとの感染対策に対する考察や水際対策に対する批評が未熟なものであったこと、まだまだ最終的な感染流行の分布がどうなるかはわからないことを教えてくれます。

米国でも、ニューヨークなど特定の地域ばかりが注目を集めやすいので、なんとなくピークを超えたような印象を受けますが、お隣のニュージャージーやミシガンのカーブはまだまだ急峻に増加傾向を示しており、予断を許さない状況が続いています。全米で見ると、カーブはフラットになったまま下がりません。

また、南米諸国での感染拡大は急速で、例えばブラジルでは、初期に話題となっていた中国やイランでの感染確定者数をすでに超えました。

このように流行時期にムラができていることから、特定の地域で十分に感染をコントロールできたとしても、再び国境を超えて再増加するリスクが常にあることも考えておかなければなりません。

改めて、このパンデミックにおいては、世界が一つになるような国際的な協力姿勢が鍵になることを考えさせられます。
報道ではほとんど取り上げられていませんが、ブラジルなどまだまだ感染拡大している地域はあり、
自国はいったん収束できても、また他国から入ってきて再度感染拡大するリスクはあり、
ワクチンが開発されるまでは、入国制限含め各国予断を許さない状況は続くかと。
サンプルに偏りがあるなど限界はあるのでしょうが、神戸市医療センター中央病院が4月上旬に行った抗体検査では2.7%で抗体を検出したそうで、東京都の久住英二医師が行った抗体検査では一般市民の4.8%から抗体が検出されたとされています。検査数の少ない我が国の公式な感染者数と比べると、実際には数百倍の感染者がいたと見ることも可能です。また、山中信也先生が「感染者は報告の数十倍?(スタンフォード大学の研究)」の項で紹介していらっしゃるスタンフォード大学の研究でも、2.49%~4.16%の間(公式統計の50~85倍)の抗体が検出されとされています。
https://www.covid19-yamanaka.com/cont4/14.html
「The reported number of confirmed positive cases in the county on April 1 was 956, 50-85-fold lower than the number of infections predicted by this study.」
感染しても症状が出ずそのまま感染を広げることが多いと聞く新型ウイルスの特性とこういった情報や情報を併せると、公式数字を100倍ほども上回る感染者がいることは間違いないように感じます。WHOが発表した5月9日現在の感染者数は3,855,788人、死者数は265,862人です。これだけ見ると、感染した場合に死に至る確率は6.9%で、かなり怖い病気と感じます。しかし感染者数が公式数字の100倍なら死に至る確率は0.069%で、死に至るのは感染者の1500人に1人です。
生命を守ることを第一義に考えれば感染者数と死者数の増加をセンセーショナルに報じて世界の人々の恐怖を煽り、行動を自粛させることは大切です。しかし、死者が私もその一人である高齢者に偏って学び盛り、働き盛りの人達の多くは無症状か軽症状、死者数が28人に上るとしても、それが感染した人の1500人に1人だとしたら、経済の崩壊と急増を続ける失業者を前に、世界の人々の見方は変わるかもしれません。
韓国での再度のクラスター発生があったばかりで、改めて認識したことは、治療薬がない新型コロナといえども、所詮はコロナウイルスの一種。つまり、撲滅は不可能ということ。

となると、ワクチン開発や治療薬が確立するまでは、人類は新型コロナと共存するしかないということだと思います。

となると、人口2,000万人といえども、人権を尊重しつつ抑え込みに成功している台湾のやり方が気になります。
 
また、アジア以外の地域、特に先進国なのに重症患者が多い欧米と、重症患者が相対的に少ない東アジアで、何が違うのか?
真剣に検証する必要があると感じます。
「本当の感染者数」というのは、日本でもそうであるし、他のどの国でもわかりません。無症状の人も含めて、確認された感染者数の何百倍~何千倍いる、ということがどの国についてもいえるでしょう。そのため、「米国が130万人で世界で1番多い」というのも、本当のところはわかりません。
 世界全体の感染者に各地域が占める割合、はある程度の推測はできます。4月半ばには最大であったヨーロッパは、着実にその割合を減らしているように見えます。
 中南米は明らかに増加傾向、アジアも増加傾向にあります。アジアといっても広く、増加分の中で特に多いのは中国や韓国、日本のような北東アジアよりも南アジアでしょう。インド、バングラデシュ、パキスタンについては、氷山の一角程度にしか把握できていないというのが実際のところでしょう。インドは、確認された感染者だけでも5万6千人を超えました。

https://www.ft.com/content/a26fbf7e-48f8-11ea-aeb3-955839e06441
累計数字であればいつかは超える話。
500万人だって十分あり得ます。

大事なのはトレンドを掴むなことで、世界の感染トレンドは大きな揺らぎの中で横ばいになりつつあります。

世界的な抑え込みにより、後1ヵ月〜2ヵ月で下降トレンドに持っていけるか、第2波や新たな感染拡大地域で上昇トレンドに戻るかに注目しています。
<追記:冒頭にブラジルと補足>

<原文>
ブラジル保健省の5月6日付の新型コロナに関する報告書をみているとこの貧しくて人口の多い地域の感染者数がどんどん増え、当初割合の高かった南東部に迫ってきています。
(ブラジルの経済の中心はサンパウロやリオデジャネイロなど南東部ですが、実は人口でみると北部、北東部という比較的貧しい地域の全体の4割程度を占めます)

コロナ騒ぎの初期段階からこうなるのを危惧してましたが、その通りになってしまい残念。

今後、州間の交通が閉ざされない限り、サンパウロなど南東部でいったん収まっても(サンパウロなどは一部で経済活動再開予定)、北東部や北部から逃れてきた人たちの流入で第2波が来るかもしれません。

人口が多くかつ地域格差の大きく、そして中央政府の力がさほど強くないその他発展途上国でも同じことが起きうるのではないか危惧します。

このNPのプロピッカーにはもともと途上国地域をウオッチャーが非常に少ない(歴代でみてもアフリカの梅本プロ以外にいたっけ?)のですが、各国の国内の格差などをよくご存じの在住ピッカーのコメントが増えれば情報に厚みが出る気がします。大手メディアはそんなところに駐在員置いてませんので。
フランスで死者の数が減少傾向に転じたのは、外出規制の効果だけではないそうである。多くの患者が発生して医療関係者が大変だったのだが、そのことで、病気への対処法が経験的に分かって来たというのだ。つまり、決定的な治療法は無いものの、多くの患者を見た医療従事者たちは、新型コロナウイルスが肺塞栓症、血栓症を起こしがちなことを知り、さらに、それが起きるパターンを経験的に読めるようになってきたということである。他の国でも、減ればいいのだが……。
アメリカはまだ深刻。ニューヨークやカリフォルニアでは新規感染者は減少傾向だが、イリノイやインディアナなど中西部から南部はまだ数が増えている。新規感染者が増えているのにロックダウンを解除したり緩和したりしている州もあるので、第二波が起きる可能性大。

イギリスは死者は漸減傾向だが、新規感染者はほとんど減っていない。