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一時的な改正で、これは想定される過密日程による身体的負担を考慮してのもの。この改正を受け入れるかどうかはあくまでも「それぞれのリーグが決めること」となっており、スペインは受け入れたようです。
試合の中断は、見てる側としても短い方が良いですね。なので、5人交替枠を設定しても、交代するチャンスは3回までとし(ハーフタイム除く)、存分にプレーを楽しんで頂く時間は確保したい意図が読み取れます。(ちなみに90分ゲームでも、実際のボールが動いている時間って60分くらいなんです。これはチーム戦術にも大きく影響します。)
ちなみに、競技規則の中で、試合中の交代人数は「第3条:競技者」に「交代の数は、…(中略)…トップディビジョンにおけるクラブのトップチーム、あるいは各国の「A」代表チームが出場する男子および女子の競技会では、交代は最大で3人までとする。」と規定されています。Jリーグが独断で交代人数を5人に増やす決定は、ルール上出来なかったのです。
この、過密日程による負担は選手のみならず、サポーターや運営スタッフ、審判員にも大きく影響します。
この通達には、VARにも言及されており「導入しているリーグが、再開時に、VAR利用を中断して良い」という記載があります。
Jリーグの場合、担当審判員の方のその多くがプロフェッショナルレフェリーではありません(他に仕事をしています)。社会活動も変容する見通しの中で、過密日程にそこまで審判員確保し切れるのか(現状でもかなり忙しい)。またVAR利用時は、VOR(ビデオオペレーションルーム)という部屋を設けますが、現状のままやると3密になります。
その他、選手が発症し濃厚接触者が出場出来なくなったら登録人数足りるのか?など、様々なことが想定されます。ただ、JFAやJリーグの皆さんの決断は、スポーツ界や社会をリードしており、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念に沿った柔軟かつ的確な決定がなされていくものと確信しています。
どうか、サッカーのある日常が、サッカーファミリー全員の手元に届きますように。