【明言】日本人よ。今は「恥をかける」チャンスだ

2020/5/7
次なる未来の生き方がそこにはあるーー。
まだ冷めやらぬ新型コロナウイルス。この未曾有のパンデミックが、明らかにしたことの一つが、未来の「不確実性」だ。
では、我々は、そんな「先の見えない時代」にいかに向き合えるのだろうか。
そこで、NewsPicks編集部は、世界的な「フューチャリスト(未来学者)」として知られるニューヨーク大学ビジネススクール教授のAmy Webb(エイミー・ウェブ)氏に直撃した。
ウェブ氏が創業したシンクタンクの「Future Today Institute(フューチャー・トゥデイ・インスティテュート)」は、世界中の新たなデータやテクノロジーのトレンドを精緻に分析し、世界の企業や政府機関、大学などを顧客に抱えている。
今や世界の名だたる企業やアカデミアから引っ張りだこで、かつては日本にも在住していたウェブ氏に、コロナ後の未来の生き方を聞いた。

「予測」には意味がない

──あなたは、いつも「私たちのゴールは未来を予測することではない」と唱えています。「目的は、次に起こることに向けて準備することだ」と。
その通りです。
我々は、起きる出来事の、全ての詳細を予測することなどできません。そこが、多くの人々が勘違いしがちなところです。だけど、起こり得ることを分析し、準備をすることは間違いなくできる。