【自動車産業は系列を破壊すべきか (2)】コストが勝負を決める
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品質に問題なければ、実はこれも耐久性や初期不良の点でかなり問題なのですが、安いところから買う。部品についてはその傾向が顕著です。汎用品はもちろん重要部品でさえも、いわゆる部品メーカーが複数の組立てメーカーに提案してくる「吊るし」を使うことが多くなってきました。
世界市場を引っ張るのが新興国中心となっている現状では、そこそこの機能で買いやすい価格が本流となるのも仕方ありません。
先ではシェアが増えて、メンテしやすい「白物」が増えていくのに、先進安全技術が求められると言う難しい要求を満たすことが求められます。多額の研究開発投資をして、高付加価値を生み出せるのは一部のブランドに限られるのでしょう。
多額の研究開発投資をして、そのコストを回収するにはロットをまとめなければなりません。組立てメーカーの協業が進む所以ですね。企業再編はまさにこれからが本番です。