[ワシントン 5日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は5日、新型コロナウイルスの感染拡大やそれに伴う経済封鎖が年後半も継続した場合、国内経済は新たな問題に直面するとした上で、個々の州や企業がそれぞれリスクを判断しながら経済活動の再開計画を練る必要があるという認識を示した。

総裁は「経済封鎖は一律の政策ではない」とした上で「年後半も脆弱さが続いた場合、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を抑え込むことができなければ、新たな課題に直面するだろう」と語った。

また金利は数年にわたって低水準にとどまる公算が大きく、FRBなどの政策対応が予定通り効果を発揮すれば、失業率は年内に大幅に改善し得るとの見方を示した。