[ニューヨーク 5日 ロイター] - ニュース・情報サービスのトムソン・ロイター<TRI.N><TRI.TO>が5日発表した第1・四半期決算は増収増益となったが、市場予想はわずかに下回った。また、新型コロナウイルス危機による世界経済の悪化を理由に通期の売上高見通しを引き下げた。

1億ドルのコスト削減目標を掲げたほか、今後1年間は十分な流動性を確保しているとし、配当に変更はないと述べた。

第1・四半期の売上高は2%増の15億2000万ドル。営業利益は6%増の2億9000万ドルだった。調整後の1株利益は0.48ドルで、リフィニティブの市場予想を0.01ドル下回った。

今年の総売上高については、2月に公表した4.5─5.5%増加見通しを1─2%増に引き下げた。