ポスト・コロナ時代の「飲食店のガイドライン」

2020/5/5

食料品店より10倍安全?

新型コロナウイルスが世界で感染拡大を続ける最中、ジョージア州アトランタでは全米に先駆け、高級レストランでウェイターが熟成肉のステーキをサーブしてくれるらしい。
ブライアン・ケンプ州知事は、新型コロナウイルスによる州内の死亡者数が4月7日にピークに達した可能性があるとのデータを示し、27日からレストランでの店内飲食を許可すると発表した。
一部のレストランが恐る恐る店を開けるなか、営業再開に並々ならぬ熱意を燃やすのが高級シーフードレストランやブラッスリー、15ドルのハンバーガーを出す高級ダイナーなどを経営する「バックヘッド・ライフ・レストラン・グループ」だ。
計画通りにいけば、金曜日には傘下の7店舗のうち5店舗が店内に客を迎えることになる。
「みなさん、食料品の買い出しに行きますよね。食料品店のなかには、店員が手袋もしていない店もある」と、グループを統括するコーポレートシェフのパノ・カラタソスは言う。
「うちの系列店での食事は、それより10倍安全だと考えています。私たちは新しいスタイルの外食を提供し、前進しようとしているのです」
近日再開予定の「バックヘッド・ライフ・レストラン・グループ」の店舗にて、取材に応じるシェフのパノ・カラタソス(Kevin D. Liles/The New York Times)

営業再開に向けて始動