【全リスト公開】250社の最新データから見えた「10の新習慣」

2020/5/5
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が、5月7日以降も続き、5月31日まで延長されることが決まった。
4月7日に出された緊急事態宣言は、4月16日にその対象が全国に拡大され、経済への影響がどんどん大きくなっている。
苦境はエアラインや飲食店、百貨店などの業界で目立つものの、コロナの影響で売り上げを伸ばしているビジネスもある。
各社が毎月公表する最新データを分析すると、人々の「新しい習慣」が見えてくる。約250社の最新データのリストとともに、ビジネスの新たな勝ち筋を探る。 
Keywords
 ①薬局とスーパー
 ②「家飲み」増加
 ③手作りのマスク
 ④ネットフリックス
 ⑤
FX
 ⑥モビリティの勝者
 ⑦ファストフード
 ⑧缶コーヒー
 ⑨東京スカイツリー
 ⑩男性用の増毛

①郊外型の薬局とスーパーが「勝ち組」

まず、売り上げの好調が目立つのが、生活必需品を扱う業種だ。
ドラッグストア・薬局、食品スーパー、ディスカウントストア、ホームセンターなどには「追い風」が吹いている。
(写真:長田洋平/アフロ)
ドラッグストア・薬局は、ほぼ全社が1〜3月の売り上げを昨年より二桁以上伸ばした。マスクやトイレットペーパー、ティッシュペーパーに始まり、除菌関連商品や食品などが売り上げを押し上げた。
特に、郊外型店を中心に展開する地方のドラッグストアが好調だった。福井県が地盤の「ゲンキー」、石川県の「クスリのアオキ」、北海道の「ツルハドラッグ」や「サツドラ」、栃木県の「カワチ薬品」などだ。