NVIDIAの主任研究員が4.3万円で作れる人工呼吸器を開発
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注目のコメント
オープンソースで公開するのは素晴らしい。
ただ、「費用は総額で約400ドル(約4万3000円)程度。通常の専用人工呼吸器の価格が2万ドル(約214万円)以上であることを考えると、かなり入手しやすいものとなる。」については一言。
このような議論よく見るのですが、原価と販売価格を同列で語るのは良くないと常々思っています。研究開発費、承認を取るまでのコスト、営業マンや販売網のコスト、サポート体制にかかるコスト、売れる台数とのバランスなどがあってその価格なので。。。オープンソースはエコシステムのプラットホームでありNVIDIA自体が作る訳ではないです。記事にもある通り、実際に製造するメーカーのパートナーを見つけ、マーケティングと試作と大量生産の目処をつけながら、アメリカならFDAなり各国の医療機器としての実験結果と承認を取り付ける必要があります。かなりの時間を通常なら要しますし、既存ベンダにも対抗できないかと思います。
なので新興国や、サプライチェーンが崩壊してどうにもならない国には、緊急の助けとなると思います。ただ、質が悪いと逆に命をうばう恐れもあり、採用は慎重かと。
>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応機器として、FDA(米食品医薬品局)の緊急使用許可プログラムの認可を得ること。それから製造パートナーを探して、大量生産を実現することだ。・敢えて見せていて、量産時はきちんと梱包されるのでしょうが、紹介画像の配線剥き出しな感じはちょっと怖いっすね。
・医療機器はバリデーションで品質を高めていることがコスト高の要因の一つですが、今このタイミングにおいてはこの品質レベルを少し下げてでも大量生産に踏み切ったほうが良い気がしますね。倫理的にはあまり良くない考え方かもしれませんが、100に1つの不良品があったとしても99の人を救えるならその方がいい。