10万円の給付金 申請や給付の時期見通せず 京都市、システム開発や作業場確保に時間
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しっかり読むと分かるがオンライン申請は5月中旬からはじまる。
詳しくは以下の京都市サイト
https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000268818.html
を見ていただきたい。
確かに神戸市や福岡市ではもうオンライン申請できる。神戸市の申請案内は5月15日(金)から郵送を開始され、6月上旬ごろまでに完了する予定らしい。それと比較すると記事によれば京都市は遅くとも6月中には申請書を発送とあるのでそこまで遅れるわけではないのではないだろうか。今のところではあるが。
しかし、こんな記事が出てくれば当然市民は焦るし、問い合わせも殺到するだろう。それは果たして早期の配布にプラスになるのだろうか。私はならないと感じている。
ただ、事前にこうなることは想定できたわけなのだから、京都市には早期に定額給付金を担保に10万円を必要な市民に利子なしで貸し付けるくらいのことはして欲しかった。
京都新聞にはなぜ、京都市は神戸市や福岡市と比較して遅れるのか、その理由(体制の問題とか入札制度の問題とか)をしっかりと調べて報道していただきたい。京都市の手際の悪さをどうこう言うつもりではなく、ちょうどニュースを見かけたので一例としてあげました。
これまで電子化を怠ってきたツケ(だからマイナンバーということではなく、あらゆる手続きを紙で行って来たことが問題)がここに現われています。
「給付漏れや重複を防ぐために100人以上が必要と見込む。密集せずに作業ができる民間施設1カ所を押さえたが、残る1カ所は条件の合う物件が見つかっていない。」
なんとも前近代的です。自治体に任せるのではなく、せめて国が照合システムを一括して作って、そのプログラムを全国の自治体が使えるようにすればいいのに…
今時、銀行口座の開設だって、スマホで運転免許書を撮影すればできるのですから…ここでも、制度は作るものの運営事務を他者に丸投げする
中央官僚システムの弊害が出ていますね。
一律10万円でさえこの有様ですから、世帯当たり30万円案だったら、
給付されるのがいつになっていたのだろうと思うと、寒気がしますね。
この事例だけでなく、東京のキャリア官僚が作っている施策は
事務作業を全然加味出来ていない制度なので、どいつもこいつも
申請窓口がパンクしてて、重大な遅延が至る所で発生しています。
また、急ぎの対応を迫られているので、その対応部局は三密の極致でしょうね。
事務作業がスムーズにいってないのは、結局のところマイナンバー制度普及を
拒絶し続けていた野党や国民の選択の結果なので、
あまり総務省などを糾弾できる立場ではないと感じてはいますが、
せめて、パンクしている事務担当部局のストレス緩和を推進する施策を
中央が積極的にやって欲しいところです。
地味な施策でインパクトがないから、官僚も政治家もそういうことしないでしょうけど。
とても残念な話です。