[東京 30日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>は30日、2020年3月期当期利益予想を5200億円に下方修正すると発表した。従来は7500億円を見込んでいた。海外連結子会社株の減損処理などが影響する。1株12.5円の期末配当予想は変更しないとしている。
三菱UFJ、20年3月期当期利益予想を5200億円に下方修正
Reuters
2020/04/30
(c) Thomson Reuters 2024 All rights reserved.
コメント
注目のコメント
三菱UFJ FGの適時開示によると、2,300億円の下方修正のうち、半分強はアユタヤののれんの一括償却の(←減損みたいなもの)追加で1,300億円、その他の株式の減損などで650億円、コロナ関係の与信費用で350億円としています。配当見込みは変わらず。
ここから個人的な感想です。
三菱UFJ FGには期末の米国金利の低下で外債に含み益が兆円級で発生したでしょうから、当社はそこの益出しにて業績見込みを合わせに来るのかと思っていました。この予想は外れました。
ただ、2020年3月期のコロナの与信費用が少なく見えるので、外債の含み益は、2021年3月期の損失増大へのバッファーとして結果的に活用されるのかなと思います。
—以下、適時開示よりコピペ—
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120200430403182.pdf
2. 修正の理由
・2020年3月31日に公表しましたとおり、2020年3月期連結決算において、連結子会社であるBank of Ayudhya Public Company Limited(アユタヤ銀行)株式の減損処理に伴うのれんの一括償却(1,305億円)を行うこととしております。
・同様に、第4四半期の相場急変の影響として、保有する株式の減損や持分法適用関連会社株式の減損処理に伴うのれん相当額の一括償却などにより、「親会社株主に帰属する当期純利益」に約650億円の影響がある見込みです。
・加えて、一部の与信に対し、新型コロナウイルス影響を考慮して引当金を計上することにより、「親会社株主に帰属する当期純利益」に約350億円の影響が生じる見込みです。
・この結果、業績目標を2,300億円下方修正し、5,200億円とするものです。
配信メディア
関連する記事
- 373Picks
- 204Picks