【3分解説】もし本当に金正恩が「死亡」していたら?
2020/5/1
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中で、国際政治においてもビッグトピックが飛び込んできた。
4月20日に、米CNNが北朝鮮最高指導者の金正恩の重体説を報道。米国だけではなく、韓国や香港など世界中のメディアが、金正恩の健康状態に何らかの疑義があるのではないかと伝えている。
中には、心臓疾患の手術後に脳死に至ったという内容もあるが、現時点で実際の真偽は不明だ。北朝鮮のメディアは、金正恩の動静について沈黙を保っている。
ただ、北朝鮮が毎年4月15日に国を挙げて祝う太陽節(故・金日成主席の生誕日)の祝賀行事に姿を現していない。
最後に姿を見せたのは、4月11日に平壌で開かれた党政治局会議で、それから全く動静が公表されていない。過去にも3、4週間、国営メディアが全く触れないこともあったが、最近、何度か病気説が浮上しており、身辺に何らかの異変が起きた可能性もある。
そしてその中で、世界が注目しているのが「ポスト金正恩」。目下、後継者として最有力視されているのは、妹の金与正(キム・ヨジョン)だ。
しかし、金与正に関する情報はあまりに少ない。
ここ数年は、南北首脳会談や米朝首脳会談に同行し、チラリと姿を見せることはあったが、北朝鮮ウォッチャーの間でしか、その思想や人物像はほとんど知られてこなかった。
仮に金正恩が死去し朝鮮半島が揺れれば、日本にとっての影響は当然ながら小さくない。ミサイル対策はもとより、韓国にも4万人近い日本人が暮らしており、在留邦人の保護も必要になる。
ポスト正恩時代の鍵を握る金与正とは、一体、何者なのか。金与正の人物像を浮かび上がらせ、ポスト正恩時代の北朝鮮において想定されるリスクシナリオを考える。
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