サザエさん炎上はたった11人の批判から「SNS発のニュース」負の側面
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アニメの中でのGWの家族旅行を「不謹慎」と批判したたったの11人の投稿がSNSとマスコミの相互増幅作用でまたたく間に広がる経緯をファクトをもとに分析していて面白い。
しかも炎上は「サザエさん批判した人」を批判する形で広がった。
これを、2つの異なる立場の「正義という名の不寛容」同士の対立と捉えていることが興味をひく。
なるほど、確かにそうだ。
片方がアニメ内容を不謹慎と批判する「正義(不寛容)」ならば、「フィクションにまで自粛を求めるとは、なんて窮屈だ」とそれを批判したのもまた別の窮屈な「正義(不寛容)」である。
ネットが普及したことで不寛容な社会になった、という意見。
しかしそれもまた「結局は我々自身の手にかかっている」。
脊髄反射で投稿せずひと呼吸。
「自分の周りにいなさそうな人が、果たして社会にたくさんいて、大声で騒いでいるというのは本当だろうか。仮にいたとして、わざわざやり玉に挙げるようなことだろうか。」
>今、新型コロナの感染拡大と長引く外出自粛で、多くの人が閉塞感を抱いている。生活と経済状況に不安を抱える人が増え、ストレス発散できる手段も限られている。人はこういう時には、誰かのせいにしたり、誰かを批判したりしたくなるものだ。
これはこのところ特にネットを見ていて私が感じている不快感そのものである。
「嫌な感じになってきているなあ」と。
>自分の正義の基準にそぐわない人を叩く行為によって、脳内でドーパミンが分泌され、快楽が得られる
というのは間違いない。
そしてなぜかネガティブな感情に基づいた投稿ほど拡散されやすい。
自分の怒りと適切な距離を置こう。
すぐに送信ボタンを押すのはやめよう。
一晩立っても変わらないか確認しよう。
窮屈で不寛容な世の中にしないために。