女子学生が集まる農工大。要となるのは「キャリアパスを描ける教養」
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注目のコメント
H2Lの玉城絵美さん、工学部長の三沢さんにお話しいただきました!
理系女子とタイトルにいれたものの、キャリアを真剣に考えるのは男女関係ありません。
こうしたキャリアと学びの両方を見据えた学生を大学・社会が受け入れ伸ばす動きがあってこそ、日本の研究力が向上していくのではないかと思います。
(いまは理系に女子学生割合が少ないから珍しがって「リケジョ」なんていいますが、もっと人数が増えると変わってくるのでしょうか)
そして、印象的だったのは「学校で学んだことが活かせるスキルを、学校で教える」という農工大のビジョン。
小学生の頃は算数が嫌いで「こんな図形見たことないし点は動かないじゃん!」と思って教科書が恨めしかったのですが(笑)、知識は直接使わなくても社会を見る視点を養うんだなと大人になって実感します。
教わる側としても「こんな勉強、社会じゃ使わないし」なんて知識と社会とを切り離して考えるのは通用しなくなってきましたよね。
ぜひ、学生時代を思い出しながらご一読ください。
こういう考え方は好きだな。一方で、世界の中で突き抜けるためには、専門家の中でさらに専門性を持ち確立することの重要性に最近気づかされてストラグルしています。
>引用
『私の研究室は物理が専門ですが、今、まさに獣医学科の研究室でウイルスの感染の問題を物理学的に探究したりしているんですね。物理学の基本的な知見や原理を、もし獣医学や生命科学、農学に役立てたらどうなるのか。それを学生自身が考える機会を提供しています。 ひとつの専門分野だけにフォーカスするのではなく、「専門性+多様性」を体験することが、これからの理系人材がキャリアパスを描く上で必須の教養になっていくはずです』いくら専門知識を学んでも、人間としての土台が無いと組織では活躍できません。
様々な専門性が融合してこその組織力。
そもそも社会に出れば多様性が求められるのに、専門家が専門知識だけ教える大学は研究所としては強くても『社会人養成所』としては弱い。
専門性の強さを企業に活かしてもらう大学と、多様性を理解し組織で活躍できる専門家を育てる大学。
この記事は後者の話ですが、各大学が特徴を持って変化していくことは良いことだと思います。