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前掲ロイターによると「航空業界がほんの数カ月前の状態に戻るには数年かかるだろう。われわれはこれに備えなければならない」とCEO

ん?

潰れそうだ、助けてくれ!という経営者心情ではないのだろうかと思いきや。もとの状態に戻るには数年、言い換えれば数年で元に戻すと。インフラ事業者のようにサブスクリプションや他に選択肢がなく確固たるカスタマーベースがある事業者のような発言。秘密は受注残にあるのだろう。フリーキャッシュフローがマイナス47億ドル、しかし受注契約残が4700億ドル、50兆円…前年同期比マイナス20%の受注減となっているが、737MAX影響で、かつその製造は50兆円の後ろに待ち行列となるだけか。製造は止まらないということだろう。計画も787が月産7機となり、当初計画10機は3Qに予定される737MAXの製造再開の承認により達成と。

数年中期の需要減から購入需要は減り、中古市場もろとも価格低下圧力で大変厳しい、もしかしたら危ない経営環境ではないかと考えていましたが、やはり世界独占事業者は強いですね。
2020年1〜3月期決算で、米国🇺🇸ボーイング680億円、フランス🇫🇷エアバス560億円の、それぞれ「赤字」というニュース。ボーイングは787-MAX問題があって多額の補償金を抱え、エアバスはA380撤退もあり、それぞれコロナ関係なく北風だったなかで、世界コロナ禍へ。3月期決算なので、いきなり航空機の納入販売が影響していたとは思えないので、4〜6月期からは世界航空機最大手2社のとんでもない赤字、政府からの巨大支援を受けて存続させるレベルの数字になるでしょう。1番怖いのは、安全が担保されなくなること。運航航空会社も機体製造会社も未曾有の経営危機になることで、人員不足や部品供給遅れなどで、コロナ以前より体制が薄く後回しになるリスク。航空業界は何重もの安全管理をしているので、表面に危機が出てくることはありませんが、裏側の安全マージンが削られてくる危機を私は感じてます。
数値が出たので、シンプルに色々な数値を見たい。ちなみに昨日の株価は+6%、時価総額は約8兆円。
同社の通常の売上は6割が民間航空機、2割強が防衛、2割弱がサービス。それに対して足元は民間航空機が1/3(年間換算約2.5兆円、これまでは年間約6兆円ほど)。ただこれは737の影響が特に大きく、大型機は767/777/787全て前年比減少ではあるが1Qまでは「止まっていない」。防衛とサービスは安定しているが、サービスについては稼働が減る中でこれから下がりそう。
BSをみると、現預金55億ドル、在庫35億ドル増加。負債は長期有利子負債が140億ドル増加(これで資産増加と株主資本の減少を相殺)。
個人的に注目しているのは在庫で合計800億ドル。通常なら価値があるわけだが、今は需要が消えて誰も欲しがらないし、737MAXの改修も終わりが見えない。そしてこれだけ在庫がたまっていると、サプライチェーンへの発注も来ない…

とはいえ、航空機は極めて複雑な産業だし、防衛・外交も関わる。だから「つぶさないだろう」という期待があるし、それは現実論としては意識が必要(色々な感情もあるが)。
日本企業もバリューチェーンで多く絡む。どういうスキームだったらよいのか分からないが、米国政府の保証を何かつけて(短期対応)、日本の企業+政府という形で投資をしていくという形はないだろうか?どれくらいのロスを想定するかは難しいが、一方で数十年単位の産業構造を考えると、こういうリスクの負い方も一つの在り方。どこかの国と組むという点では、欧州はAirbusがいて、中国は国防・外交上ありえないだろうから、消去法的に日本以外ありえない。もちろん、それは既存株主のロスの肩代わりではない形が絶対的な前提だが。
誰もが手を差し伸べたくないときでの投資の代表例は、Renaultの日産への投資。

開示:https://bit.ly/2KMYrDi
ロイターの記事によると、ボーイングのCEOは「航空業界がほんの数カ月前の状態に戻るには数年かかるだろう。われわれはこれに備えなければならない」と従業員宛ての書簡で語ったとも。
【米ボーイング、2四半期連続で純損失計上 従業員や生産削減へ】
https://newspicks.com/news/4863788
ボーイング(英語: The Boeing Company)は、アメリカ合衆国に所在する世界最大の航空宇宙機器開発製造会社。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、現在アメリカで唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバス社と世界市場を二分する巨大企業である。また旅客機だけでなく、軍用機、ミサイル、宇宙船や宇宙機器などの研究開発、設計製造を行う。 ウィキペディア