自分と周囲の「共犯関係」が、プロジェクトに火を付ける

2020/5/7
「ないのなら、つくればいい」藤原和博は、時計も“編集”する
ブランドに込めた「こだわり」
「自分ブランド」をつくるとき、私は文字盤から機械の動きが見えるシースルーの窓を開けたいと考えていた。その場合、通常通りの手はずだと、窓は向かって左側につけることになる。
でも、私からすればこの位置は、ちょっと居心地の悪いものだった。
「時計を人間の体に見立てると、テンプ(振動する部品)は心臓ですよね。それは従来品では通常、向かって左、つまり腕時計からすると自分の体の右側に収納されている。でも、心臓なら本来左側にあるべきでしょ。だから、向かって右、つまり時計本体の左側に置かれるべきではないでしょうか?」