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ワイドインタビュー問答有用:本と人とをつなぐ=辻山良雄・書店「Title」店主/791 | 週刊エコノミスト Online

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  • 週刊エコノミストオンライン 編集長

    書店に行くことありますか。私は子供の頃から本屋に行くのが大好きで、本との出会いはやはり本屋が全てでした。子供の頃、父に連れられて神保町に行った時、まだ三省堂が木造の2階建てでしたが、世の中にはこんな書店があるのかと衝撃を受けました。以来、私にとって書店は最大のエンターテイメント空間となりました。だから荻窪駅の青梅街道沿いにある書店「Title」を経営する辻山良雄さんのインタビューは最後まで一気に読むほど楽しかった。
     例えばアメリカの詩人で小説家のメイ・サートンの『独り居の日記』(みすず書房)は3740円ながら100冊以上も販売したそう。北海道や沖縄、京都から来る人もいるそうです。 ウェブ通販を始めたら、送料がかかるのに大型通販サイトで買わず、わざわざこの書店から買う人たちがいるそうです。これは嬉しいですね。私はこういう小さな本屋さんを応援したい。
     千駄木に往来堂と言う小さな書店があるんですが、戦争や東京に関する本、庫本もこじんまりセンスよくまとめられて毎回行くのがとても楽しみ。堀切菖蒲園には青木書店と言う古書店があり、インドのネルー大統領の名著『父が子に語る世界史』全8巻(みすず書房)を手に入れたことがあります。当時は品切れで手に入らなかったのでとてもうれしかった。もっと古い話ですが、神保町にはウニタ書房と言う左翼専門の書店があったんです。80年代の学生時代、ビニ本で有名な芳賀書店の帰りに、ちょっと尖った友達に連れて行ってもらったことがあります。学生運動が激しかった時代、警察と衝突した後の学生が来ていたこともあった有名な本屋さんです。
     夏の海で民宿に泊まる千葉県の千倉には、必ず行く書店があって、崙書房と言う千葉の地元出版が出してる本、例えば『房総の乗合自動車』とかを手に入れて喜んでいました。 辻山さんのインタビューを読むと、メディアの生き残る道も見えてくるような気がします。10数年前、同僚から「これから生き残るのはブティック・メディアだ」と言ったことを覚えています。大手メディアではなく、限られた人数、限られたテーマで、しかしその分野では他の追随を許さぬ独自の切り口があるメディアを目指すべきだと彼は言いました。辻山さんが経営する書店のように、自分の狭い好奇心や教養、既成概念をぶち壊してくれる本との出会い、そういう体験ができるメディアを目指したいものです。


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