【マネーカレンダー】5月に起きる「経済再開・赤字決算・GDP」

2020/4/29

新型コロナウイルスに揺れた4月が終わろうとしている。果たして5月は、どんな月になるだろうか。

注目の経済・マーケットイベントを展望する連載企画「マネーカレンダー」は今回、5月を見ていく。

Index
☑️各国がロックダウンを「部分緩和」
☑️続々と「決算延期」する日本企業
☑️延期のままの「プロスポーツ」

各国がロックダウンを「部分緩和」

コメント

注目のコメント

• 谷口 健

  NewsPicks 副編集長

  ・2020年04月29日

  5月6日に緊急事態宣言の「終わり」が迫っていますが、日本医師会会長の発言もあったように、延長されそう。一方、ロックダウンを早く実施した欧米各国は、5月1日から一部緩和の動きが出てくる見込みです。これがうまくいくか、日本のお手本になりそう。いずれにせよ後手感。
  
  日本企業の決算シーズンに入っていますが、今年はかなり厳しい発表が続きそう。マーケットは折り込み済みでも、毎日悪い決算ニュースが出ると、センチメントは悪化しそう。。。
  
  5月、みなさまの注目イベントは？
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2020年04月29日

  個人的に注目なのはやはりGDPですね。
  今回は推計方法が変わりますから。
  というのも、通常の方法では宿泊や飲食などサービス関連の消費が3月に外出自粛で急減したことを十分に織り込めませんから、実際の経済情勢より高めの成長率になる可能性が高いためです。
  4月時点のエコノミストコンセンサスは年率▲4.1％となってますが、個人的にはもっと落ちそうな気がします。
• 濱野 智成

  NOVARCA Inc 代表取締役社長CEO|中国ビジネス専門家

  ・2020年04月29日

  この5月は世論も含めた色々な展開期。
  経済ニュースは、コロナショックによるネガティブインパクトと、業績を伸ばしている企業のポジティブ発表が両極に振れると思います。
  
  経済の再開などの明るいニュースと、変わらず悲観論がひしめき合う。
  
  感染者や死者数の抑制、緊急事態宣言解消や世界各地での経済再開等の明るいニュースが増えることを望みますが、悲惨な決算発表やワクチンなどの本質的解決策がない中で、5月はまだ悲観論の方がやや強い傾向かなと思います。
  
  不安や危機感醸成の期間を脱し、早く明るいニュースが優勢になる日を迎えるためにも、少なくともGWは我慢の期間ですね。