トリニティの1枚39円「原価マスク」 アクセス集中で「つながらない」の悲鳴も
コメント
注目のコメント
当社イー・ロジットでは、原価38円税込で、当社従業員の個人的使用及び取引先企業の社内利用に限り、お譲りしました。
感情的には、もっと差し上げたかったところですが、他にも必要な人がいるので、買い占めないことに、気をつけました。
ちなみに、今の価格が、おかしいという意見がありますが、原料は、4月頭時点で、14倍になっていて、今は更に上がっています。
今、日本がラッキーなのは、欧州で、中国製マスクの品質不良の返品で、欧州には流れなかったことです。
もし、流れていれば、日本はもっと競りませて、価格が上がっていたはずです。
39円税別は、胸を張って出せる原価販売の価格です!「原価」という言葉が誤解を招きます。コロナショックの前まではもっと安価なマスクがたくさんありました。なぜこれが原価なのか。原価はさまざまな状況でどんどん変わってしまうからです。
また原価がいくらであろうと、転売する人も、それを買う人も、気にしないと思います。これを「パッケージに仕込んだ転売対策」と呼ぶのは苦しいのではないでしょうか。
取材していないのでトリニティの考え方は分かりませんが、残念ながらこの一報をみるかぎり、自社の知名度を上げるための便乗商法という印象を受けました。「原価マスク」という商品名は避けたほうがよかったと思います。前職で不織布の研究開発をしておりましたが、
そもそも不織布は安い原料から、汎用的な機械で簡単に作れる安さが魅力の素材。東レ、旭化成、三井化学のような化学メーカーも大量生産の能力を持ってますし、花王のようなメーカーも自前で紡糸する設備を持っています。製造の観点では需要増加にもかなり対応しやすいはずです。それゆえ、原価が上がってるとするならば、インパクトしているのはバリューチェーンで言うと一段下流の、マスクへの加工の部分かと推測します。
>宮下さん
衣料で使われるようなフリースも不織布の一種なのですが、短繊維不織布といって、短い繊維をかき集めて固めたような素材です。なので、マスクに使うとなるとウィルスの付着したチリが舞いやすく、不向きと思料します。だから、長繊維を使った織物か長繊維不織布が素材の候補となりますが、消費材のマスクに使うなら、製造速度も原料も段違いに安く、スケール化も圧倒的にしやすい長繊維不織布が最適です。
ただし、それでも調達が難しい不織布の代替素材を考える観点は賛成です。マスクメーカーの開発者は素材の観点でも柔軟な考え方が必要ですね。