【直撃】スター企業が、知られたくない「歴史」

2020/4/29
新型コロナのワクチン開発が報じられてから、株価が急騰しているバイオベンチャーのモデルナ。まだ製品はゼロにもかかわらず、時価総額は1.7兆円を超えた。
彼らのアプローチは、人間そのものを「薬の製造工場」にするというものだ。
すでにスター企業となったモデルナだが、彼らがこれまで累計7500万ドル(約80億円)という、莫大なライセンス料を払っている特許がある。
この技術を発明した人物が、カタリン・カリコ氏だ。モデルナ誕生のはるか前から、この分野に情熱を燃やしていた研究者だ。
NewsPicks編集部は、カリコ氏にインタビュー。モデルナという企業の裏側にある、特許やお金にまつわる物語を聞いた。

mRNAなら「なんでも作れる」