ドイツ銀、不良債権増加に備え引当金5億ユーロ-1~3月は黒字
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コロナ前から世界の銀行の経営環境は総じて厳しく、3行に1行が危険水域に入っているとのレポートが昨年1マッキンゼーから出ています。1000社中354社が消滅の危機に瀕しているとのこと(LeFigaroより)であり、待ったなしの状況になりつつあります。個人的には自国以外のグローバル業務の強化が鍵となると思っています。
ドイツ銀行はRPAなどによ1万8千人の削減を発表していましたがマイナス金利による構造的な低収益環境下では当面はコスト削減により利益を絞り出す状態が続くのではないかと思います。
収益源についてはトレーディングなどの業務はボラティリティが高く、長期的な施策の根幹に据えることは難しいと思います。もう少し長期的な展望が望める新興国を中心としたグローバルビジネスや資産管理業務などの事業買収も検討する価値はあると思うます。
話は無くなってしまいましたが統合を予定していたコメルツ銀行などは貿易金融や東欧の新興国ビジネスなども持っており面白かったと思います。ぜんぜん見てなかったですが、CET1比率13.6%まで上昇させていたんですね!!?
これだけで健全だと単純なものではないですが、この数値は、グローバルに大きな影響のある銀行であるG-SIBsの中では上位の方です。日本だと、三菱とみずほより高く、三井住友より低いくらい。
この銀行の問題は、資本が少ないことよりも収益性が低いことでしたが、黒字化はしているようで、リストラは進んでるようです。
株価は私がいた数年前よりも格段に低くなっており、企業価値は削りながら、健全性は維持しているということでしょうか。
そこまで詳しく見ていないので雑感程度ですが、あんまり潰れる潰れる言わないであげて欲しいなという気持ちが、古巣への愛情としてはありますね。